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俺のものにしたい version B

恋ってステキ♡フィクションラブストーリー

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彼の話。

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テーマ:小説 > 恋愛

2017/08/11 23:54:51

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「…本当にもう、一人で大丈夫?」


「はい。結局毎日のことですし、
彼氏でもないケントさんに
毎日送っていただくのって
なんだか…」


「俺には気を遣わなくていいよ。
むしろ甘えて欲しいくらいだし。」


「それは出来ません。」


「どうして?

俺はユカちゃんに甘えてもらえたら
超嬉しいけどな。」


「…えっと…。」


…そういう意味じゃないんだよな…。

ケントさんに気を遣ってるってよりも
ショウヘイくんになんだか申し訳なくて

あぁ…なんて言えば伝わるんだろう?


なかなか引き下がらないケントに
困惑するユカ。


もう、気を遣わなくてもいいという
言葉を逆手にとって、正直に
ショウヘイへの想いを伝えようと
すると…


「あ、そっか!
そうゆうコトか!」


「???」


「俺じゃなくて、彼氏さんに
すまねぇ!って話ね!」


まるでユカの心の中を見透かした
ように言い当ててきた。


「!!!」


ユカは驚いた様子で目を丸くした。


「あったり〜!でしょ?」


「…………すみません。」


『正解!』なんてクイズ番組のように
清々しく言えるはずもなく、
その代わりにコクッと小さく頷いて見せた


「だよね〜。そうだよね〜。
うん、わかった!
そういうことならしょうがない!

ユカちゃんの好きにしたらいいよ」


「!!!

ケントさん…
ありがとうございます…。」


「また困った時はいつでも
頼ってよ。」


ユカは、返事をする代わりに
微かに笑みを見せ頷いた。






それ以来、ケントと関わることは
しばらくなくなった。


一人で帰っても襲われそうになることも
なくなったので、平穏な日々が戻ってきて
ユカも安堵した。


ケントに見送ってもらわなくなってから
数日後。


仕事から帰ってくると、シェアハウスの
友人、若菜がユカの部屋を訪ねてきた


偶然にも同い年で、洋服が大好きという
共通点もあり、ユカが越してきてから
数週間後には仲良くなった女性だ。


「ちょっとガールズトークしない?」


「あ、うん。いいよ。
明日お仕事遅番だからちょっと朝は
ゆっくり出来るし☆」


「飲も☆」


「うん。」


若菜は自分の部屋へ誘うと
ビール2缶と梅酒2缶とおつまみの
ナッツ類を冷蔵庫やらストック棚から
持ってきた。


ベッド横の小さいカウチソファに
並んで座って乾杯をした。


「最近、彼、来なくなったね。」


「??彼って?」


「あらやだとぼけちゃって♡
こないだ毎日のように家まで
送ってくれてた、あの彼よ♡」


「あぁ〜…ケントさんね。
あの人とは何でもないよ。」


…やっば。

職場の人たちよりも、若菜ちゃんの
ほうが要注意だったの忘れてた…。


「ウッソ〜!?
毎日一緒にいたのに!?」


「本当に、ただの同じ職場の人!

第一私にはちゃんと彼氏いるし。
…遠距離だけど。」


「遠距離の彼氏と近くの男♡
だったら断然近くの男でしょ〜」


「若菜ちゃんはそうでも私は違うの。

私はずっと付き合ってる彼一筋!」


「じゃあどうして毎日一緒に帰って
きてたのかなぁ〜?」


「それは…!

前に私道端で悪い男に襲われそうに
なって、その時にケントさんが助けて
くれたの。
それから心配かけちゃって…
ああいうことに…。」


「えぇ〜!守ってくれたんじゃあん!
超いい人ーっ!!」


「…まぁ悪い人ではないのかもしれない
ケド…」


「で?助けてもらった代わりに
ホテルでご奉仕してから帰ってきてた
とか〜?」


酒を浴びるようにハイペースで
呑み続ける若菜は、ニヤニヤして
冷やかすように問いかけた。


「バカ!
そんなことするわけないでしょ!」


「ゴメンゴメン!
そうだよね!いい人はそんなことしない
よね!」


「…こういう風に勘違いする人もいる
だろうなぁって思って…
だから『私、もう一人で帰れますから。』
って言ったの。

だからあの人とはもうそれっきりで
終わり。」


「もったいなぁ〜い!」


「何が?」


「だってめちゃくちゃいい人じゃん。」


「いい人だとしても、私があの人に
恋愛感情持つことは絶っっ対ないから!
私は遠距離の彼に早く逢いたいって
それだけの想いで毎日頑張ってるの。」


「ふ〜ん。そんなに言うなら
遠距離の彼のことも一度見てみたいな☆」


「惚気てもいい?」


「どうぞ☆」


「すごくカッコイイよ♡」


ショウヘイの話をした途端に頰が
緩むユカを見て若菜は、本当に彼女が
ショウヘイ一筋なんだと直感で分かり
それ以上ケントの話をするのをやめた

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