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空を見上げて

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テーマ:小説 > 短編

2017/08/10 20:50:26

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一昨日、満月だった。
私は思わず電話した。
「俊、空見てみて!満月だよ」
「本当?今見る。本当だ。なんか彩月に会いたくなった。
今から家に行っていい?」
「いいよ、今日は両親いないから」
私はちょっとした「おつまみ」やビールを用意した。
やがて俊が来た。
「今、開けるから待ってね」
私はドアを開けた。
「どうぞ」
「お邪魔します。綺麗だな」
俊が周囲を見る。
「おつまみも用意したから良かったら食べてね」
「ありがと」
「あ、ちょっとコンビニ寄ったら色々あったから
彩月が好きそうなの買った」
「ありがとう!お茶入れるね」
「お茶も嬉しいけど、まず夜空見よう。満月が綺麗
なんだろ」
「そうなの。見よう。あ、2階のベランダからだと
もっといいんだ。こっち来て」
私は俊をベランダへ案内した。
ベランダで2人並んで満月を見る。
私はそれだけでちょっと心拍数が上がる。
「確かに満月がよく見えるな。でも、彩月より
綺麗なのはない。隙あり」
俊が軽くキスした。
「わ」
「嫌だったか?」
「ううん、良かった」
「そう煽るなよ。キスよりいいことしたくなる」
「え?」
「彩月のそういう照れた顔好きだな。俺だけが
独り占めしたい」
「彩月、今日親御さんはいないんだろ。じゃあ
キス以上しても大丈夫だよな」
「今更嫌とかは受け付けないから」
俊が軽々と私を横抱きにした。
私をベッドに置いた。
それから2人だけで色々楽しんだ。
私の服を俊が少しずつ脱がす。
最初は優しいキス。鎖骨や首筋、耳たぶをキスしてきた。
「俊、私だけが気持ちよくなるのはなんか悪いな」
「私も俊を気持ちよくさせたい。探すね」
暗い部屋だから余計に盛り上がった。
向かい合うようになる。
私は俊の乳首まわりを舌で舐める。
「ちょっ、やめろ」
「俊の弱いところ見つけた」
俊は優しさと激しさの差をつけながら乳房を揉む。
「あ。いい」
「彩月、俺の上に乗ってみろ。好きに動け」
俊は下から律動する。
「あ。ん、は、ぁ」
「俊、気持ちいいんだけど!」
「俺も」
そのとき、1階のチャイムが鳴った。
「うわ、誰だろ。俊、服着て2階のトイレに隠れて」
私は俊の靴を下駄箱にしまった。
私は洋服を整えてドアホンに出る。
「はい」
「シロネコ便です」
「今行きます」
私はドアを開けて外へ出た。
気さくな雰囲気の配達員さんが判子を押すように
促した。シャチハタを押した。
「はい、どうもありがとうございます。失礼します」
配達員さんが帰った。
渡されたのは大きな箱。
中は桃があった。
とりあえず、台所に運んだ。それから施錠した。

そのときスマホが鳴った。母からのLINE通知だった。
「今日は夜遅くに家に戻る見込みだから、ちゃんと
戸締まりして寝なさい」
了解のスタンプを押した。
「おーい、まだか?」
「今行く!」
私は2階のトイレへ向かった。
「ごめん、遅くなって」
「大丈夫。それより続きする?」
「続きしたいけど、いつ親が戻るか分からないから
ごめん!今日は帰って欲しいな」
「分かった。じゃ帰るよ。邪魔したな」
「ううん、大丈夫」
「今日はありがとう。秘密出来たね」
「ああ。今度違うときにゆっくり続きしよう」
「あ、靴出すね」
私が靴を出すと「サンキュ」という声がした。
「じゃあな。体冷やすなよ」
俊を見送った。
なんか寂しい気持ちになった。

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