ブログランキング81

きゅん♡とするおはなし

主に恋愛小説。短編多し。きゅん♡とする話を目指して、日々のストレス発散に書いてます!

  • 記事数 1210
  • 読者 531
  • 昨日のアクセス数 2697

Moonshine 36

しおりをはさむ

テーマ:小説 > 恋愛

2017/08/11 03:07:40

  • 35
  • 0

あたしが落ち着いてから、誠子さんはあたしの体を綺麗に洗ってくれた。


……前にお世話になった時も、そうだった。

優しく声をかけながら洗ってくれて……小さい時にママが出て行ったあたしには、なんだかくすぐったかった。


「お嬢様、お湯加減は如何ですか?」
「……あの、お嬢様はやめて下さい……」
「あら。坊っちゃまが連れて来られたのですから、リカ様はもうこの家のお嬢様ですよ」


……あれ?

それって……お嬢様になるって、つまりそういう意味……?


でもよく考えたらそうよね……ここに連れて来てくれたって事は、きっと幸一郎が借金を肩代わりしてくれたって事で……。

……そんな事普通は、ただの友達には……しない、よね……?


……なんだか、急に凄く緊張してきた……。





「リカ、部屋はどう?気に入った?」

「気に入ったも何も……あたしには豪華過ぎて申し訳ないわよ」
「今日からはここがリカの部屋だから」


ドキッ


……それって、やっぱり……。


あたしの戸惑いが伝わったのか……幸一郎は優しく目を細める。

「ごめん……ちゃんと言ってなかった。リカさえ良ければ……このままずっとここにいて欲しいんだ」
「……でも……」

幸一郎の腕が優しく背中に回される。


心臓の音が響いてる……これは、どっちの音?


「リカの事が好きだから」

「……いつから……?」
「……高校の頃から、ずっと」

少し照れくさそうな表情。


高校の頃……ずっと一緒にいたのに、そんな事思ってもみなかった。


同時に隆史の顔が浮かんで、胸がチクンと痛む。
それを察した様に幸一郎は少し体を離した。


「分かってる……すぐに忘れろなんて言わない。でも僕の気持ちだけは覚えておいて?」
「……幸」

「もう疲れてるだろうから、今日はゆっくり休んでね」


おやすみ、と言い合って……扉が静かに閉まる。


あたしはふかふか過ぎるベッドで、久しぶりにゆっくりと眠った。

同じテーマの記事

コメント0

しおりをはさむ

関連するブログ記事

  1. 先に沈黙を破ったのは隆史だった。「ここまで一人で来たの?...

  2. なかなか泣きやめないリカちゃんを1人にすることもできず、あ...

  1. 「助けてくれたのが幸じゃないって……どういうこと……?」...

  2. 久しぶりの登校。あたしは今まで通り、派手なメイクと服装で学...

このページのトップへ

GIRL’S TALKにログインする

Ameba新規登録(無料)はこちら

1/21 編集部Pick up!!

  1. 妊娠報告に「バカなの」と義両親
  2. 無意識にマウンティングするかも
  3. 「孫依存」の母に振り回される

人気ブログ記事ランキング

  1. 1

  2. 2

  3. 3