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きゅん♡とするおはなし

主に恋愛小説。短編多し。きゅん♡とする話を目指して、日々のストレス発散に書いてます!

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Moonshine 36

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テーマ:小説 > 恋愛

2017/08/11 03:07:40

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あたしが落ち着いてから、誠子さんはあたしの体を綺麗に洗ってくれた。


……前にお世話になった時も、そうだった。

優しく声をかけながら洗ってくれて……小さい時にママが出て行ったあたしには、なんだかくすぐったかった。


「お嬢様、お湯加減は如何ですか?」
「……あの、お嬢様はやめて下さい……」
「あら。坊っちゃまが連れて来られたのですから、リカ様はもうこの家のお嬢様ですよ」


……あれ?

それって……お嬢様になるって、つまりそういう意味……?


でもよく考えたらそうよね……ここに連れて来てくれたって事は、きっと幸一郎が借金を肩代わりしてくれたって事で……。

……そんな事普通は、ただの友達には……しない、よね……?


……なんだか、急に凄く緊張してきた……。





「リカ、部屋はどう?気に入った?」

「気に入ったも何も……あたしには豪華過ぎて申し訳ないわよ」
「今日からはここがリカの部屋だから」


ドキッ


……それって、やっぱり……。


あたしの戸惑いが伝わったのか……幸一郎は優しく目を細める。

「ごめん……ちゃんと言ってなかった。リカさえ良ければ……このままずっとここにいて欲しいんだ」
「……でも……」

幸一郎の腕が優しく背中に回される。


心臓の音が響いてる……これは、どっちの音?


「リカの事が好きだから」

「……いつから……?」
「……高校の頃から、ずっと」

少し照れくさそうな表情。


高校の頃……ずっと一緒にいたのに、そんな事思ってもみなかった。


同時に隆史の顔が浮かんで、胸がチクンと痛む。
それを察した様に幸一郎は少し体を離した。


「分かってる……すぐに忘れろなんて言わない。でも僕の気持ちだけは覚えておいて?」
「……幸」

「もう疲れてるだろうから、今日はゆっくり休んでね」


おやすみ、と言い合って……扉が静かに閉まる。


あたしはふかふか過ぎるベッドで、久しぶりにゆっくりと眠った。

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