橘くんが好きっ!!

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体育祭(12)

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テーマ:小説 > 恋愛

2017/08/11 18:07:20

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ーどれくらい寝ていたんだろう?


目が覚めた時、1番最初に目に入って来たのは
椅子に腰かけながら静かに単行本を読んでいる
葉月ちゃんの綺麗な横顔だった。




ほんと、綺麗だなぁ…葉月ちゃん。




なんて思いながらぼんやりと
葉月ちゃんの事を眺めていると
私の視線に気が付いた葉月ちゃんが
パッと私の方に顔を向けた。



「起きてるなら声掛けてよ。」


「ふふ。ごめん。笑」



少しだけ照れ臭そうに
苦笑いする葉月ちゃんが可愛くて
ついつい笑みが零れちゃう。



「体調は良くなった?」


「うん、もう平気だよ。心配かけてごめんね。…私どれくらい寝てた?」


「えーっと…1時間弱、かな?」



壁に掛けてある時計に視線を移しながら
葉月ちゃんが答える。



「今ちょうどお昼時間だけど…どうする?どこで食べる?」


「んー…ココで食べようかな…ダメ?」



何となく、クラスのテントには
戻りたくない。


そこには小野寺さんが
いるような気がして。


橘くんと小野寺さんが一緒にいる所を
見たくないし、小野寺さんがクラスのテントに
いなかったとしても、それならきっと
橘くんだってクラスのテントには
いない気がする。


2人がいるテントにも
2人がいないテントにも
私は戻りたく、ない。



「そう言うと思って荷物、持って来てるよ。」



葉月ちゃんはそう言って
ベットの側にある椅子を指差す。


そこには私の鞄と葉月ちゃんの鞄が
並べて置かれていた。



「…ありがと。」


「ん。私、飲み物買って来るね。お茶でいい?」


「あっ、私も一緒に…」


「いいから待ってて。」



慌てて起き上がろうとする私の肩を
軽く押さえて笑う葉月ちゃん。


気を遣わせてしまって
申し訳ない。


葉月ちゃんが保健室を出て行こうと
ドアに手を伸ばした瞬間
カラカラカラ…っと保健室の扉が開いた。


一瞬、ビクッと肩を震わせた葉月ちゃん。


保健室の扉を開けた人物を見るなり
少し驚いた表情を浮かべた。



「…綾瀬は?」


「あ…今、起きたとこ。」



私が寝ているベットのカーテン越しに
少しだけ葉月ちゃん達の話し声が聞こえる。




えっ…今の声ってもしかして…




聞き覚えのある声に
私は勢い良くベットから起き上がった。


同時にカーテンがゆっくりと開けられて
少し気まずそうな顔をした
橘くんが見えたので私は思わず「ぎゃっ!!」
と変な声が出てしまう。




どっ…どうして橘くんがココにっ??




「…オバケでも見たかの様なリアクションだな。笑」



橘くんは私のリアクションに
ふふ。と小さく笑った。



「だっ…だってだってっ!たっ…橘くんが来てくれるなんて…思ってもみなかったから…」




小野寺さんと…一緒にいるんじゃなかったの?
小野寺さんは帰っちゃったの?
それとも近くにいるの?




私の頭の中は、はてなマークだらけだ。

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