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いつか出逢ったあなた

登場人物全員が主役。スピンオフだらけの妄想恋愛小説。(大半がなんちゃってバンド系)

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テーマ:小説 > 恋愛

2017/08/11 23:22:27

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結婚も決まった。

これから、式場選びやドレス選び…

招待客とか…うわ…結婚式って大変なんだ…って思った。

海くんとの時は…

本当に、何もかも任せっぱなしで済みそうだった。

二階堂にはしきたりのような物があったから、あたしは乗っかってればいいのかな…なんて感じだったし。


…大変だけど、映とそれを考えるのは楽しみだった。

結婚情報誌なんて初めて知ったし、買ってみた。

ページをめくってもめくっても、どのページにあるドレスも可愛くて…

目移りして大変だった。

何から始めたらいいのか…本当に悩んでしまってる。

映も忙しいし…少しずつでも、何か始めなくちゃ。


ただ、二階堂の体制が変わって来たみたいで…

それに伴って、両親の仕事先もあちこちじゃなくて…一か所に選択しなくてはならなくなった。

アメリカとドイツでは秘密組織ではなくなるみたいで。

日本では…まだしばらくは、特殊なままだけど…

もう、ヤクザって看板は背負わなくていいし、小さな頃からお兄ちゃん達が受けて来たような教育も…もうなくなるそうだ。


その結果…

「入籍だけ先にして、式は時期を見てにしたら?」

母さんに、そう言われた。

「うー…ん。」

「それか、もうあちらの親族の方だけでやってもらうか。」

「やだよ、そんなの。ちゃんと、父さんと母さんにも来てほしいもん。」

「…ごめんね。娘の晴れの日を優先出来なくて。」

「ううん。あたしとしては、許してもらえただけで十分なの。だけど、映が絶対式はするって言い張るし…あたしも、父さんと母さんに…ドレス姿見て欲しいから。」

「……」

結婚が決まってからと言う物…

母さんはこうして時々、仕事の合間に来てくれるようになった。

昔より…ずっと会話をしてる気がする。


「母さんの結婚式って、どうだったの?」

「昔過ぎて忘れちゃったわよ。」

「また…」

「…ただ、みんな泣いてたわね…」

母さんは遠い目をして、つぶやいた。

「織ちゃんは特に…泣いてたな…」

「……」

母さんと姐さんは…親友だった。って聞いた。

母さんは小さな頃から、姐さんを守るために…護衛の意味も兼ねて、親友だったらしい。

そんな理由は伏せたまま、親友でいて…

きっと、辛かったよね…

お休みの日の母さんは。

たまに、姐さんと買い物に行ったりしてた。

『舞』『織ちゃん』と呼び合って…


もしかしたら、あたしと海くんの結婚を、一番望んでたのは…二人かもしれない。


「…母さん。」

「ん?」

「色々、ありがとう。」

「…何?急に。」

「…大好き…」

照れくさかったけど…抱きつきながらそう言うと。

「…朝子…大きくなったね…」

母さんは、涙声で…

あたしの背中を、ポンポンと叩いた。

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