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いつか出逢ったあなた

登場人物全員が主役。スピンオフだらけの妄想恋愛小説。(大半がなんちゃってバンド系)

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テーマ:小説 > 恋愛

2017/08/10 23:42:45

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あたしは…

あれからchoconに顔を出す事はなかった。

気になるなら行かなきゃいい。

あたしは、あたしの生活を毎日きちんとしていればいいだけ。

あずきで働いて、映と小さな幸せを作る。

それだけ。


八月になって、両親に結婚の許しをもらおうと思ったけど、海くんの状況が…何だか劣悪らしくて…

頼むから、もう少し我慢して欲しい。と…両親に言われた。

海くんの状況が劣悪なのって…

あたしのせいなの?

そう言いたくなった。

あたしは、海くんが幸せにならなきゃ…結婚もできないの?

言いたい事はたくさんあったけど…

ずっと大切に育てられて…両親や二階堂を裏切ったのは、あたしだ。

映には…謝るしかなかった。

だけど…

「まだ、たった一年だもんな。焦るこたないさ。」

映は…笑ってくれた。

「だいたい、華月と詩生なんていつから付き合ってんだ?俺らよりずっと忍耐強いよな。」

「…そっか…大先輩がいた…」

そうだよ…

お兄ちゃんと咲華さんだって…結婚の話が進んでない。

咲華さんに…逃げられちゃわないかな…


あたしが映の顔を見上げると。

「だいじょーぶ。俺達は何があっても、ずっと一緒。」

そう言って…手を繋いでくれた。

…うん。

あたし達…ずっと一緒だよ…。


小さなことは、気にしない。

うん。

千世子さんの事も…気にしない。


気にしないと言い聞かせながらも、どこかにずっと引っ掛かってはいた。

でも千世子さん自体に会う事もないし…あたしは彼女の存在を忘れる事にした。

付き合いがなければ、いいだけの話だ。


あたしと映は何の問題もなく。

穏やかに…生活していた…はずだった。

映の体調管理にも気を配っていたつもりだし…

お互いの事も、色々話していたつもり…だった。


だけど…

11月のある日。


「朝子ちゃん。」

早番で、あずきから帰ると…部屋の前であたしを待ってたのは…

「…華月ちゃん…と…」

華月ちゃんと、彼氏の…詩生くん。

「…どうしたの?」

二人の険しい顔を見て、あたしは胸騒ぎを覚えた。

「映は?」

「え?」

「今日、事務所来てねーんだ。」

「え…そんな…」

あたしが出かける時は、まだ部屋に居たけど…

9時には出かけるって言ってた。

「連絡取れないし…」

あたしは部屋のカギを開けて、中に入る。

すると…

映はそこにいなくて。

テーブルの上に、映の携帯と。

『悪い。しばらく一人で考えたい事がある』

書き置きが…残されてた。

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