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いつか出逢ったあなた

登場人物全員が主役。スピンオフだらけの妄想恋愛小説。(大半がなんちゃってバンド系)

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テーマ:小説 > 恋愛

2017/08/10 12:13:40

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明日二人とも休みって事で…

俺は預かった鍵で一足先に朝子の部屋へ。

朝子が帰って来たのは、日付が変わってからだった。

「おかえり。遅くまで大変だな。お疲れさん。」

玄関まで迎えに出てそう言うと。

「あ…た…ただいま…」

朝子は赤くなった。

…可愛い。


「悪い。先に風呂済ませた。」

「あ、うん。湯冷めしないでね。」

「ああ。」


朝子が風呂に入ってる間。

テレビをつけて眺める事にした。

くだらない番組でも何でもいい。

何か気を紛らわせないと…

俺は…F'sの事を考えてしまいそうになる。

…別に、加入したい気持ちがあるわけじゃない。

ただ…

ボーカルは神千里。

ドラムは浅香京介。

ギターは…うちの親父。

その三人を静かに支えていたのが…ベースの臼井さんだった。

確かに…もう高齢だ。

臼井さんが抜けたら…


「……」

何かの録画が始まった。

何の気なしにHDDに切り替えると…音楽チャンネルの録画で…俺達のPVが流れていた。

俺達には、5カ月連続新曲リリースに加え、全曲でミリオンを取れという課題がある。

ノンくん達DANGERは、アメリカデビューを課せられて、先週渡米した。

…よそのバンドを気にかけてる場合じゃない。

DEEBEEの目の前の課題をクリアする事を考えなくては…


「あっ…」

風呂から上がった朝子が、テレビを見て声を上げた。

「…録画してくれてんだ?」

俺が画面を指差して言うと。

「…うん。」

朝子は濡れた髪の毛をタオルで拭きながら、俺の隣に座った。

「録画できるって…いいね。」

「そっか?」

「うん。だって、会えない日もこれで見れるもん。」

「……」

「テレビ用の顔だけどね。」

タオルを手にして、朝子の髪の毛を拭く。

「ドライヤーは?」

「調子が悪くて、直してもらってるの。」

「そっか…風邪ひくなよ?」

肩を抱き寄せて、髪の毛を拭きながら…朝子の耳を軽く噛んだ。

「はっ…あ…び…ビックリした…」

「朝子…」

「…ん?」

「……おすすめ、美味かった。」

「ふふっ…でしょ……」

「……」

「…あ……」


余計な事は考えるな。


今はただ…

DEEBEEの事と…


「…映…」

朝子の事を…

考えていれば、いいだけだ。

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