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いつか出逢ったあなた

登場人物全員が主役。スピンオフだらけの妄想恋愛小説。(大半がなんちゃってバンド系)

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テーマ:小説 > 恋愛

2017/08/10 09:03:32

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映くんと…色んな話をした。

ちょっと気になって…今まで付き合った女の子の人数…聞いてみた。

だって…

ハリーが。

映もアサコも恋愛ビギナーやな。

なんて言ったから…

映くん、付き合った事…ないの?って。


「…正直に?」

映くんは、少し困ったような顔をしたけど。

「…うん。」

あたしが素直に聞きたい気持ちで返事をすると。

「…いちいち数えてないからな…」

なんて言いながらも、何か思い出してるような感じで…

「…一か月以上付き合ったのは、二桁いるとは思うけど…」

ふ…二桁…

全然ビギナーじゃないよ‼︎ハリー‼︎


「好きになったのは、少ないな。」

「…好きじゃないのに、付き合ったりしてたの?」

「ああ。」

「…どうして?」

「付き合ったら好きになるかなーって思う事もあんだよ。」

「…ふうん…」

そういうものなのかな…

恋愛って…様々なんだな…


「…すごく…好きになった人は?」

ついでだ。聞いちゃえ。

って…あたしは、勢いで聞いてみたんだけど…

「…すごく好きになったのは…一人だな。」

ちょっと…聞くんじゃなかった。って思った。

一人って…

何だか、特別だ…

でも…もう歯止めが利かなくて。

「じゃ…その次ぐらいに好きだったのは?」

「…それも一人かな…」

…今あたしは…

どの位置にいるのかな…

「…映くん。」

「ん?」

「あたし…その…すごく好きになった人より…上にいけるかな…?」

すごく…

すごく、勇気を振り絞って言ってみた。

映くんは一瞬目を見開いて…

「…こんなの、バカ正直に言うって…バカだな、俺。」

あたしを抱きしめた。

「えっ…」

「ごめん。気になるよな…」

「…う…でも…あたしだって、バカ正直に余計な事言ったし…」

「…似た者同士か。」

「…ふふっ…」

「……」

「……」

「…好きだよ、朝子ちゃん。」

映くんが、あたしの頬を撫でる。

あたし…映くんにそうされるようになって…

頬の傷を、全然気にしてない。

これって…

映くんの力、すごく大きいと思う。

「…ねえ、映くん。」

「ん?」

「…朝子…って、呼び捨てにして…くれない?」

あたしがそう言うと、映くんは少し視線を落とした。

「絶対、もう…間違えたりなんかしない。」

「…いや、そうじゃなくて…」

「お願い。そう呼ばれたいの。」

「……」

あたしの言葉に、映くんは小さく溜息をついた後。

「…じゃあ、俺の事も…映って呼んでくれる?」

「え…?」

「くん…って付けられるの、なんかさ…やっぱ慣れないっつーか…余所余所しい気がしてさ。」

「…映…」

「うん。」

う…うわ…

あたし、きっと真っ赤になってる。

そんなあたしを見た映く…映は。

「…朝子。」

久しぶりに見る…優しい笑顔で。

あたしに、キスをした…。

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