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【小説】ボク恋~カオル編~

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脱線、カオル編2《275》

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テーマ:小説 > BL

2017/08/09 16:30:29

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☆ボクはそれでも恋をする☆       





「離せ」

「嫌だ。あっちゃん、俺もう大人だから
あの頃できなかったことしようよ」

「ふざけるな」


自分を締め付けるケンスケの腕を振り
ほどき、強く突き飛ばした。


ガタン!


思ったより勢いよくケンスケが転がり、
テーブルの上にあった飲みかけのジュース
がシャツにかかった。


「冷たい」

「すまん」

「あっちゃん、変わったね。俺がどんな
わがまま言っても、こんな事しなかった
のに」


ケンスケはおしぼりでシャツを拭きながら
ショボンとする。


「ごめん、つい力が……」

「……グズッ」


ケンスケの鼻をすする音が聴こえる。


「でも、生きててくれてありとう。
それが判っただけでもよかった。帰る」

「送る。どこに住んでるんだ」

「内緒」

「おい、そんな濡れたシャツでどうす
るんだ」


ケンスケの肩を掴んで、振り向かせた。
涙にぬれた瞳がタクミと重なる。

タクミもよく泣くが、ケンスケも負けない
くらい泣き虫なのだ。


「歩いて帰るから」

「この近くなのか?」

「まさか、3時間くらいあるけば着く
かな」

「お前……うちにこい。着替えをしたら
送るから」」


カオルは自分の着ているシャツを羽織らせ
ケンスケを連れて、マンションへ帰った。



が、部屋には向かわず、店への階段を
降りる。

店にはまだ誰も着ておらず、暗い店内を
通ってバックヤードへ入った。


「あっちゃん、ここに住んでるの?」

「そんな訳ないだろ。ここは職場だ」

「なんの店?飲食店なの?でも、派手だよ」

「ゲイのホストクラブだ」


ケンスケは驚きすぎて、足が止まった。







〇((((;゜Д゜)))

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