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【小説】ボク恋~完結編~(BL*R18)

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脱線、カオル編1《274》

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テーマ:小説 > BL

2017/08/09 16:28:30

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☆ボクはそれでも恋をする☆       





ケンスケが大きな声を出すので、通行人が
集まり始める。


「言いがかりはよしてくれ」

「だって、あっちゃんが…痛いよぉ」

「クソッ」


カオルはケンスケの手を引き、車に乗せた。
すぐさまエンジンをかけ、病院に向かう。


「あっちゃん、病院じゃなくて、あっちゃんの
家に連れてって」

「お前、バカか」

「本当は気づいてるんでしょ」


カオルは前を向いたまま、黙った。


「じゃあ、どこでもいいから、2人で
静かに話せるところへ連れてって」

「はぁ、判った」


カオルはステアリングをきり、行先を
病院からカラオケボックスに変更した。

飲み物と軽食を注文して、部屋に入る。
ケンスケがニコニコとリモコンを持ち出す
と、カオルが手をぺシッと叩いた。


「歌うつもりじゃないだろうなぁ」

「やっぱりあっちゃんだ。そういうとこ
変わってない」

「はぁ」


また、大きなため息をついて、ケンスケ
を睨む。


「ねえ、あっちゃん。あっちゃんのお父さん
とお母さんの葬式が終わってから、俺の家
にいたでしょ。どうして1年もたたない内に
飛び出しっちゃったの?まだ中学生だった
じゃん」

「ケン、その話はもういい」


カオルはケンスケを『ケン』と呼んだ。


「俺、あっちゃんがいなくなって、淋しか
った。せっかく気持ちが通じあったのに」

「俺もケンもあんころはガキだったから。
惚れたはれたはガキの戯言だ」

「そんなぁ。確かに俺は10歳だったけど
あっちゃんとあんなことやこんなことして
嬉しかったのに」


カオルはコーヒーを飲む。


「あっちゃん…」

「カオルだ」

「は?」

「もう『アキラ』の名は捨てた」

「あっちゃんはあっちゃんでしょ。石田
アキラじゃんかぁ!」


ケンスケがカオルの腕を掴んで揺する。


「ねぇ、今はどうしてるの?仕事は?」

「そんな事、ケンに話す必要はない」

「なんで。俺、20年以上ずっとずっと
あっちゃんに会いたくて、探してたんだよ」


ケンスケは靴を脱いでソファに乗り上げ、
カオルに抱きついた。







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コメント2

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  1. ☆エリス☆さん(36歳)ID:6582535・08/10

    ニノンさん

    エヴァでカオル君の、中の人が
    あの人だったんで(笑)

  2. ニノンさん(99歳)ID:6582319・08/10

    あっちゃん…ケン…
    い、石田アキラ…
    かなりの衝撃でした!(((( ;゚Д゚))))アワアワ

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