ブログランキング7

いつか出逢ったあなた

登場人物全員が主役。スピンオフだらけの妄想恋愛小説。(大半がなんちゃってバンド系)

  • 記事数 2951
  • 読者 707
  • 昨日のアクセス数 23746

テーマ:小説 > 恋愛

2017/08/09 15:02:25

  • 68
  • 0

「朝子ちゃん。」

見つめられてる事に気付いて…ドキドキした。

「は…はい…」

「部屋に男を呼ぶって、結構危ない事だって分かってる?」

「……」

部屋に男を呼ぶのは…危ない事…

…はっ。

「あっあの、あたし…」

「俺はいーけどさ。」

「え…?」

「他の奴、気軽に呼んだりすんなよ?」

「…よ…呼ばない…」

「ならいい。」

「…あの…」

あたしがうつむくと、映くんは少し距離を縮めて。

「俺と付き合う気になった?」

あたしの顔を…覗き込んだ。

「……」

無言で、コクコクと頷くと。

「…はあああああ…」

映くんはすごく長い溜息をついて。

「良かった…すっげー嬉しい…」

そのまま…あたしの膝の上に頭を乗せた。

「えっ…」

あたしが驚くと。

「…ごめん。少しだけ。」

そう言って…映くんは目を閉じた。

ど…どう…したら…?

あたしは少し悩んで…

…映くんの、髪の毛に触れた。

映くんのまぶたがピクッと動いたけど…目は開かなかった。

あたしはそのまま、髪の毛を撫でてみる。

…人前に立つ仕事って…

ストレス溜まりそうだよね…

大変なんだろうな…


「…朝子ちゃん。」

しばらく頭を撫でてると、映くんの目が開いた。

「あ、は…はい…」

「…キスして。」

「……えっ…」

「キス。」

「……」

あ…あたしから!?

付き合い始めてすぐ、あたしからって…

ハードル高い!!

「あ…あの…か…体が固いから…無理かな…」

膝に居る映くんを見下ろして、苦笑いしながらそう言うと。

「ふっ。上手く逃げたな…」

映くんは鼻で笑って…また目を閉じた。

は…

はああああああ~…

どうしよう…

緊張の連続…!!



しばらく膝枕をしたまま。

あたしは…テレビ画面を見つめてた。

内容なんて、さっぱり分かんない。

視線はそこにあっても、全然別な事を考えてたんだもん…


今夜…って…

映くん…もしかして…泊まったり…しちゃうのかな。

あたし…どうする?

もし…求められたら…


…きっと…

応えちゃうよね…


だって。

映くん、あたしの事好きって…言ってくれた。

あたしも…

好き…と思う。

ドキドキ感は、海くんの時と変わらないけど…

海くんの時と違うのは…

映くんがすごく積極的で…

でもそれが嫌じゃなくて…

ああ、あたし…想われてるのかな…って。


映くんの頭を撫で続けてると…

「…すー…」

「……」

これ…

もしかして映くん…

本気で寝てる…?

こ…こういう時って、どうしたらいいの?

起こすのは可哀想だし…

でも…あたし…

あ…足が痺れてきた…

……あー!!駄目だ!!

「えっ映くん…っ…ごめん…」

あたしは映くんの頬をピタピタと触る。

「…ん…あ…悪い…落ちてた…」

「気持ち良く寝てたのに、ごめん…」

あたしが苦しそうな顔をしてるように見えたのか、映くんは慌てて。

「どうした?何かあったのか?」

あたしの足に触れたまま、起き上った。

「あっ…」

「え?」

つい…変な声を出してしまって…

映くんが驚いた顔をする。

「あ…ご…ごめん…変な声出して…」

恥ずかしいー!!

「足が…痺れちゃって…」

両手で頬を押さえてそう言うと。

「…今の声、もっと聞きたい。」

「え…」

映くんは…あたしをゆっくり…押し倒したかと思うと…

「…朝子ちゃん…」

目を見つめられて…

ああ…もう…あたし…絶対応えちゃうよ…って…

「あっ…!!」

いきなり、痺れた足を触られた。

「ふっ…。」

「も…もー!!」

恥ずかしくて映くんをポカポカと叩くと。

「ははっ。ごめんごめん。あまりにも可愛くて、意地悪したくなった。」

映くんは悪びれる風でもなく、笑いながらそう言った。

「俺は早速でも構わないけど、朝子ちゃん、抵抗あるだろ?」

映くんはそう言いながら…すごくさりげなく…あたしに腕枕をして横になった。

…至近距離でそんな事言われると…

流されちゃいそうになるよ…

あたしが唇を噛んで答えに悩んでると。

「…朝子ちゃんの誕生日、泊まりに来ていい?」

映くんは…断れないような色っぽい目で…そう言った。

同じテーマの記事

コメント0

しおりをはさむ

関連するブログ記事

  1. 45th 8

    09/25

    「…つまり…」あたしはミルクを『リズ』ちゃんにあげながら...

  2. 45th 22

    09/26

    「…寝ましたね。」「…そうですね。」あたしと海さんは...

  1. 19th 9

    06/16

    「あー、いいお湯。」あたしは温泉に浸かっていい気分。...

  2. 26th 26

    06/26

    「待って。」「えっ。」突然手を取られて、驚いて振り返...

このページのトップへ

GIRL’S TALKにログインする

Ameba新規登録(無料)はこちら

10/20 編集部Pick up!!

  1. 妻を家政婦扱いする夫に呆れた
  2. 無意識にマウンティングするかも
  3. 付合い辞めたら悲劇のヒロイン化

人気ブログ記事ランキング

  1. 1

  2. 2

  3. 3