フロランスさんのブログ

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二人の世界 Part-2

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テーマ:小説 > 官能小説

2017/08/07 19:41:20

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Part-2

雅治は戸惑うように真理恵を見つめ返している。「だって、
雅治はこれからも働くつもりはないんでしょう。恩を着せたくはないけど、
二年間、ずっと面倒をみてきた。でも、もう限界。美容院も閉まることになったし、
次の就職先のアテもないの。だから、雅治の面倒ももうみられないの。勝手なこ
とを言うって思うかもしれない。でも私たち、そろそろ終わりにした方がいいと思う。
もう、それしか方法がないの」 座椅子に座った雅治は、黙ったまま真理恵の顔を見ている。
瞳は悲しげな翳りを帯び、その美しさに、真理恵はふと目を逸らせなくなる。
たまらず「今のはみんな?!」と叫んで、その胸の中に飛び込みたくなる。でも、
だからと言って、何が変わるだろう。何も変わりはしない。真理恵より雅治は
十歳も年下だ。これからも働くことはない。最初から将来など見つけられない相手
だったのだ。「出て行って、お願いだから」 真理恵はひとりごとのように繰り返した。

 翌週のデートで、真理恵は飯田のプロポーズを受け入れた。飯田は照れ臭そうに
「ありがとう」と答え、「近いうちに、真理恵さんのご両親に挨拶に行かなきゃな」
と言った。 真理恵の胸の中に、今まで感じたことのない安堵が広がって行った。
自分以外の誰かに、自分のすべてを委ねられるということ。将来を共有できる
ということ。私はこの人と結婚する、それが実感として身に沁みた。

そろそろ飯田をアパートに招き入れるのが自然だろう。それはわかっているのだが、雅治はまだ出て行っていない。真理恵は「ごめんなさい、部屋が散らかっているの。また今度」と、
誤魔化した。飯田は残念そうな顔をしたものの、それ以上食い下がったりはしな
かった。 アパートに入ると、雅治はいつものごとくベッドで眠っていた。
「わかってるんでしょ!」 真理恵は叫んだ。「いったい、いつになったら出て
行ってくれるの」 布団をめくると、寝ているとばかり思っていた雅治が目
を開けていた。その目は潤み、泣いているように見えて、真理恵は思わずベッドの
端にへたりこんだ。「ごめん、雅治。私、ひどいこと言ってるね。でも、もう
こうするしかないの。ね、お願いだから、わかって」 真理恵は雅治の髪に手を
当てた。その手に促されるように、ようやく雅治はゆっくりと、でも大きく
頷いた。「雅治……わかってくれたのね
答える真理恵も涙ぐみそうになった。 
 問題は続いた。。雅治は了解したはずなのに、まだ部屋から出て行こうとしない。
今日は飯田とのデートで、部屋に招き入れることを約束している。だから、
朝からしつこく「今夜だけ、どこかに泊まってきて」と言い聞かしたし、
雅治も頷いたはずである。しかし念のため、飯田を階下に残して先に部屋に入ると、
ジャージ姿の雅治が、朝の姿のまま居間の座椅子に座っていた。
「どういうことなの、今夜は外に出てるって約束してくれたでしょう!」
 強い口調で言っても、雅治は困ったように黙り込むだけだ。階下では飯田
が待っている。あまり待たせたら不審がられる。焦った気持ちで「ここに入って」
と、雅治を引摺るようにして押入れの中に押し込んだ。 部屋に雅治の
痕跡がないことを確かめてから、真理恵
は飯田を招き入れた。飯田はおずおずと、それでも興味津々の表情で部屋に入って
来た。「散らかってて、ごめんなさい」「いいや、そんなことぜんぜんないよ」 
飯田はついさっきまで雅治が座っていた座椅子に腰を下ろした。それから、
物珍しそうに周りを見回した。窓に掛かった黄色のチェックのカーテン。
中型テレビとアップルの白いノートPC。カラーボックスを横に置き、
その上にはランプやミニグリーンやレースカバーのついたティッシュ箱が
置いてある。もともとあまり飾り立てる方ではないが、飯田にしてみたら
いかにも女のひとり暮らしらしく見えるのだろう。 しかし、
そんなことより、真理恵は、いつ何時、雅治が押入れから出てくるか、
そればかり考えていて気が気ではなかった。「コーヒー淹れるね」
「うん」 飯田から離れる時は、いっそう緊張する。雅治にその気はなくても、
物音をたてたりくしゃみをしてしまうかもしれない。もし飯田が、
真理恵の知らぬ間に押入れを開けたらどうしよう。 
急いでコーヒーを淹れ、カップを手にして居間に戻った。
「どうぞ」「ありがとう」 飯田がコーヒーをすする。「それで
、結納と式なんだけど」 と、言われて、真理恵は狼狽した。「あ、はい」
「もう年も年だし、あんまり派手なことはしなくてもいいかなって思ってるんだ。
もちろん、真理恵さんの希望を最優先にと考えているけど」「いえ、
私もほんの身内だけで簡単にって思ってます。友達もいるわけじゃないし」
 「お正月はふたりで一緒に迎えられるようにしたいな」
それまで、三ヶ月しかない。「僕の方はいつでも越して来てもらって構わないんだ。
これから少しずつ、ふたりで荷物を運ぼうか」「ええ……」 押入れの中で、
この話を耳にしながら、雅治は何を考えているだろう。今にも襖が開いて
「僕はどうなるんだ!」と飛び出してきそうな気がした。そんなことになったら、
すべてが台無しになる。 二十分ほど滞在した後、「じゃあ、僕これで」と、
飯田が会話を切り上げた。「はい」 慌てて立ち上がろうとすると、
真理恵を引き寄せ、飯田は唇を重ねてきた。前よりもずっと性的な欲求がこもった
ディープキスだった。事実飯田はこれ以上ないくらい勃起していた。
「君の身体の……」 飯田が耳元で囁く。「君の身体の大事なところにキスしたい・・」
それが何を意味しているか、もちろんわかっている。「でも・・あっ!」
タイトスカートの中に飯田は手をいれ素早くパンストとショーツで守られた真理絵
のクリを揉みだした。キスをしながら下の口は指で直に揉まれる・・飯田は36歳
の真理絵のオメコを指で形や濡れ具合や中の締まり具合を調べてゆく。
指を二本に増やされてピストン運動が激しくなる。このままだと指でGスポットでイカされる
と思った時、飯田は「真理絵のここは最高だ、イカせてあげる」とさらに激しく指を動かし
押入れの雅治にはっきり聞こえる大きな歓びの叫びを真理絵はあげた。飯田は真理恵の
感度のよさに驚くも、もうすぐに結婚してセックスする36歳の暖かなオメコに幸福感を感じ
今日はここまでで帰ることにした。
 真理恵は応えつつ、最後まで、押入れから目を離すことができなかった。 

その夜、雅治に再び言いきかせた。「話はみんな聞いたでしょう。
だったら、もうどういうことかわかったよね。私は、今日ここに来た人と結婚するの。
だから雅治の面倒はもうみられないの。お願い、ここから出て行って」

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