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いつか出逢ったあなた

登場人物全員が主役。スピンオフだらけの妄想恋愛小説。(大半がなんちゃってバンド系)

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テーマ:小説 > 恋愛

2017/08/08 11:16:41

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「何すんのよ!!」

バッチーン

あたしは、力任せにノンくんを引っ叩いた。

「いって!!」

大袈裟に痛がるノンくんの後ろで、沙都が大笑いしてる。

な、なんでよ!!

なんで、こんな所でいきなりキスなんか…!!


「おま…沙都には自分からしただろうが!!」

「沙都は特別だもん!!」

そうよ。

沙都は特別だもん。

でも、沙都にさせたら長くなりそうだから。

チュッってあいさつ程度に…


「俺も特別なクセに、何言ってんだ!!」

「あたしの事、気の多い女だから無理って言ってたクセに!!」

「ヤキモチに決まってんだろ!!分かれよ!!」

「……え?」

ノンくんの言葉に途方に暮れるあたしと。

ノンくんの後ろで、やれやれ。って顔した沙都。

そして、ノンくんは…あくまでもポーカーフェイス。


「あ、僕もう行かなきゃ。」

沙都はそう言って、あたしとノンくんの間に割り込んで。

「じゃあね、紅美ちゃん。体に気を付けてね。」

沙都はそう言ってあたしを抱き寄せて、頬にキスをした。

「てめえ。」

「ノンくんも、元気でね。」

沙都は、ノンくんも同じように抱き寄せて…頬にキスをした。

「……」

「またアメリカ来る時は連絡してね。僕、絶対スケジュール空けて待ってるから。」

そう言った沙都は笑顔で…

あたしは…何とも言えない気持ちになった。


沙都。

今度こそ、あたし達…昔の姉弟みたいなあの頃のあたし達に戻れるのかな。

逃げ場にしてって言ってくれたけど。

あんたはあたしの逃げ場なんかじゃないよ。

いつだって…

あたしの、元気の源だよ…


「沙都!!」

あたしが手を振ると。

「またね、紅美ちゃん!!」

沙都も大きく手を振り返した。

「またね、沙都!!」

泣きそうになったけど、笑顔で手を振った。

沙都が…

あたしの笑顔が好きって言ってくれるなら。

あたしは、ずっと笑っていたい。


沙都が…

これから、世界の朝霧沙都になって。

世界中から愛されるようになっても。

僕の紅美ちゃん。

そう言って、笑ってくれるなら。

…あたしも、笑ってるよ。

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