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いつか出逢ったあなた

登場人物全員が主役。スピンオフだらけの妄想恋愛小説。(大半がなんちゃってバンド系)

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テーマ:小説 > 恋愛

2017/08/07 13:41:04

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三週間のアメリカ滞在を経て、あたし達は帰国した。

沙都の事は好きだけど、お互い…特別な関係は望んでない。

望むとしても…今はその時期じゃないんだ。って…あたしは思った。

…きっと、沙都もそう思ってる。

だから…沙都の言葉には『ごめん』が出てくる。


帰国して、まずはベーシストの件を高原さんに相談した。

高原さんは『おまえらの好きにしてみろ』と一言。

ちさ兄は、ノンくんがギターを弾く事に大賛成で。

オーディションなり何なり、いい方法を模索しよう。と言ってくれた。

そんな時、沙也伽から…

「…こんな時に申し訳ないんだけど…」

あたしとノンくんにお呼びがかかって、朝霧邸に出向くと。

「ごめん。」

沙也伽と希世が二人して。

あたし達の前で、頭を下げた。

「…二人目が出来てまして…」

「……」

「……」

「ほんと…今から忙しくなるのに…ごめん…」

沙也伽と希世は申し訳なさそうに言ったけど。

「謝るどころか、めでたい話じゃねーかよ。」

ノンくんがそう言って笑った。

「そうだよ。おめでとう。」

あたしも、笑った。

「だって、今からベーシストとか…」

「沙也伽が産休育休に入っても、やる事は山ほどあるから大丈夫。」

あたしがそう言うと。

「そんなに長く休まない!!働きながら、どっちも頑張るから見放さないで~!!」

沙也伽は大げさにそう言って、あたしに抱きついた。

「あはは。見放すわけないじゃん。沙也伽がいないと、DANGERじゃないよ。」

沙也伽に二人目が出来た。

それは…本当に嬉しい事だった。

沙也伽…

おめでとう。

希世、沙也伽を、もっともっと幸せにしてね。


「あ、今日うち誰もいないんだった。飯食って帰んねーか?」

朝霧邸を出てすぐ、ノンくんが言った。

「じゃあ、うちで食べる?学とチョコも会いたがってたよ。」

あたしがそう提案すると。

「ふーん。じゃそうしようかな。」

ノンくんは、あっさり了承した。


他愛もない話をしながらうちにたどり着いて。

母さんに、ノンくんもご飯いい?って頼んで。

あたしとノンくんは地下のスタジオに。

ちょっと…久しぶりにノンくんのギターが聴きたくて。

あたしは、アコースティックでいいから、二人で何か弾かない?ってお願いした。


「何がいい?」

「何か即興でやってよ。合わせて弾くから。」

「マジか?ついて来いよ?」

「頑張る。」


最近ずっとベースを弾いてたとは言え…

ノンくんの事だ。

絶対ギターも練習してたはず。

案の定…

即興とは言え、ノンくんのギターは…

「ん~…」

つい、低い声で唸った。

さすが…過ぎる。

お互いの手元を見ながら、バッキングしたり、ソロを弾いたり…

うーん…

やっばこの男…

刺激的だ!!

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