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いつか出逢ったあなた

登場人物全員が主役。スピンオフだらけの妄想恋愛小説。(大半がなんちゃってバンド系)

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テーマ:小説 > 恋愛

2017/08/07 11:21:08

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階段の下に居るあたしと沙也伽は…

突然始まった暴露大会に、もう…身動きどころか…

息もできない状況になっていた。


ああ…

驚かせようなんて、しなきゃ良かった!!

沙也伽の知らない話も出て来て、沙也伽の目はキラキラしてる。


「…名前って…海くんの?」

「あいつもそうだと思ってるんだろうけどさ。」

「……」

「おまえの名前、呼んでた。」

「…え?」

え?

確か…色んな男の名前呼んでたって…ノンくん言ってたよ…?


「あいつ、本当はずっと昔から気付いてたんだ。自分に一番必要なのは沙都だって。なのに遠周りするする…」

「ノンくん…」

「おまえも、まだ紅美のことが一番大事なんだろ?それなら、ちゃんと向き合えよ。今ならなんとかなるだろ?」

「ノンくんは…」

「あ?」

「ノンくんだって、紅美ちゃんのこと、ずっと好きなんでしょ?」

「まさか。そんなずーっと一人の女を好きでいられっかよ。」

「でも…」

「俺は、好きな女が幸せであればいい、なんてけったいなことは思わないんだよ。自分が幸せでありたい。だから自分を一番愛してくれる女じゃないとやだね。」

…ちょっと、痛かった。

気の多い女。って言われてる気がして。


「…ノンくん、嘘が下手だね。」

「は?」

「紅美ちゃんが笑っていてくれたらいいって…ノンくん、下手したら僕より思ってるクセに。」

沙都の言葉に、ノンくんは鼻で笑っただけだった。


「とにかく、余計な事は言うな。まだおまえにその気があるなら、ちゃんと紅美に向き合って話せ。」

「…ノンくんは、それでもいいの?」

「紅美が好きなのは、おまえだからな。」

「……」

どうして…

どうしてノンくんには分かるんだろう。

それに…

母さんに話したのが…ノンくんだったなんて…

…ん?

ノンくんは…どうして知ってたの?

あたしと海くんの事…


あたしと沙也伽は、しばらくじっと階段の下にいたけど。

「んじゃ、俺寝るわ。」

「おやすみ。」

ノンくんが階段を上がって行って。

沙都が一人になった所で…

「あ~…えらい事聞いちゃったな~。」

小声で、沙也伽がそう言いながらリビングに入って行った。

あたしは慌てて沙也伽に続く。

「!!!!!!!」

沙都は声も出さずに驚いて。

あたしを見て、口をパクパクさせた。

…あたしもバツが悪くて、目が細くなったまま…

…沙也伽。

なんで顔出すのよ…


「…懐かしいね、沙都。」

沙也伽は、沙都の隣に座って言った。

「え…?」

「紅美、あの時も…こうだったのよ。」

あたしは何の事か分からなくて。

沙都と沙也伽を見つめた。

「あたしと紅美がプライベートルームで話してたの、沙都とノンくんは…あたし達を驚かせようとして隠れてて、話を全部聞いてたの。」


沙也伽の言葉は。

数秒だったのか…数分だったのか。


あたしの思考回路をおかしくした。

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