ブログランキング11

いつか出逢ったあなた

登場人物全員が主役。スピンオフだらけの妄想恋愛小説。(大半がなんちゃってバンド系)

  • 記事数 2463
  • 読者 655
  • 昨日のアクセス数 36386

テーマ:小説 > 恋愛

2017/08/07 10:15:35

  • 69
  • 0

その時…

あたしと紅美は。

階段の下で、息すら出来ない状態に陥っていた。


「ちょっと驚かしてやろうよ。」

そんな軽い気持ちで…ノンくんと沙都に隠れて階段の下にいたのに。

二人が意外と楽しい話って言うか…

イチャイチャしちゃってるもんだから…

あたしと紅美は、出るに出れなくなって。

結局は、聞き耳たてて…二人の会話を盗み聞きしちゃってる。


自分の事が話題に上がると。

紅美はあたしの顔を見て、首を振った。

え?何?

聞くなって?

無理無理。興味津々だもん。


だけど…

ほんと、ノンくんバカ。

今も紅美は沙都の事を好きだ…って。

何で言うかな。

あたしだって、それは気付いてるけど…

紅美は紅美で消化させて、静かな気持ちでいたいって言うんだから…それを尊重してたのに。

何が沙都が可愛い…よ。

男同士で抱き合っちゃって。

ノンくん…

あんた、紅美を欲しいって気持ちはないの??


「…じゃあ…僕もフェアじゃないから…言うけどさ…」

沙都の声が聞こえて来た。

「紅美ちゃんのお母さんに、海くんとのこと言っただろうって…ありがとうって言われた。」

んん?

沙都、紅美のお母さんに…先生と紅美の関係を話したの?

いつ?

紅美を見ると、もはや紅美は頭を抱えてる。

「僕、その時言えなかった。それは…僕じゃないって。」

……え?

紅美が顔を上げた。

「…ノンくんでしょ。紅美ちゃんのお母さんに言ったの。」

ノンくんは返事もしないまま、テレビを見てる。

「僕言うよ、紅美ちゃんに。僕じゃないって。」

「バカだな、おまえ。」

「…何でバカだよ。」

「紅美が、おまえだと思ってるなら、それでいいじゃん。」

「…それじゃ、フェアじゃないよ…」

「俺もフェアじゃないから言うけどさ…」

な…何だか暴露大会…?

あたしの知らない話も出て来て…

紅美はかなり目が細くなってる。

何なら顔もやつれてきてる気がする…


「あいつ、あの時ずっと名前呼んでた。」

「…あの時?」

「ベロベロに酔っ払って、俺と寝た時。」

え…

ええええええええええ!?

く…紅美!!

ノンくんと寝たの!?


あたしの驚きの表情に。

紅美は顔の前で両手を合わせて。

首を振った。

同じテーマの記事

コメント0

しおりをはさむ

関連するブログ記事

  1. 35th 91

    07/31

    「おまえも車出せよ。本家様。」ノンくんが階段の上を見なが...

  2. 36th 28

    08/07

    階段の下に居るあたしと沙也伽は…突然始まった暴露大会に、...

  1. 34th 8

    07/19

    ショック過ぎた。ショック過ぎて…靴箱で立ちすくんでると…...

  2. 25th 32

    06/24

    「…誰にも…言わないでくれる…?」あたしが小さく言うと。...

このページのトップへ

GIRL’S TALKにログインする

Ameba新規登録(無料)はこちら

9/25 編集部Pick up!!

  1. 子連れに謝罪され感じたこと
  2. FBの幸せそうな投稿見てイライラ
  3. 3年も不倫続ける姉を説得したい

人気ブログ記事ランキング

  1. 1

  2. 2

  3. 3