ちはるさんのブログ

過去のプラトニックなお話です。

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デートみたいじゃない・・?

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2017/08/08 16:38:04

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先生との約束の日が来るまで、本当に長かった。


待ち遠しくて仕方ないのはもちろん、部活は相変わらず顧問vs部員の最悪な雰囲気は変わらず、ヘトヘトだった。



あと4日頑張れば先生に会える・・・
あと3日頑張れば・・・







指折り数え立てる日はようやく来た。





先生とは駅の改札口で待ち合わせすることになっていて、絶っっっ対先生を待たせるようなことにしたくないので、15分前に改札口に着くようにした。







土曜日の駅は平日と違って、ウキウキしてる人が多い。

制服やスーツでなんとなくダークに染まる駅も、今日は色鮮やかな気がする。





改札の、通路を挟んで反対側には3人掛けのベンチが2つ並んで置いてあり、そのすぐ後ろにある長く大きな窓を覗くと下にホームと線路が見える。






電車が到着するたびに人の波が押し寄せて、その中に先生がいないか探す。



波が落ち着いて、まばらになった。




次の電車かな・・・





窓の方へ向き直し、次の電車が着くのを待つ。




しばらく窓から下を眺めていると、すぐ後ろから名前を呼ばれた。




『村井サン』




え!と思って振り返ると、先生が立ってた。


普段は サン なんて付けないのに、わざと丁寧に呼んで、先生はニコニコ笑ってた。



『お前早いねー  ごめんね、だいぶ待っちゃった?』



『いえ、そんなに待ってないです』




この会話・・・!


ちょっとヤダ、恋人みたいじゃん!




『じゃ、行こうか』



先生の右隣を歩きながら、私はもうずっとドキドキしてた。




先生は、チノパンに黒のポロシャツという、なんとも普通の格好だが、楽器の入った大きなケースを背負っているのですごく目立つ。



先生の隣をこうして2人で歩いているというだけで、私にはもったいないくらいのご褒美だ。






駅の近くにあるカフェに着き、中に入る。

先生はドアを開けて私を先に入れてくれたのだが、ドアを閉めながら


『はぁ〜俺って優しいなー
ね、そう思わない?』



と、意地悪そうに笑いながら聞いてくる。

先生は私を先に歩かせ、そのすぐ後ろにいる。



私は振り返って先生を見上げ、その『フフン』と言いそうな顔を見て、どうしようもなくカッコイイと思いながら


『ほんとですねー、優しいですねー』

と返す。



『お前棒読みだな』



と2人で笑いながら席に着いた。

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