とおく  ゆらぐ

拙いながら、過去の記憶の残骸を混ぜながら綴っています。フィクション率は85%・・・

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テーマ:小説 > その他

2017/08/05 10:38:59

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母は仁王立ちで、

気が付くと 私のすぐ目の前で

笑顔で

私を 見おろしながら

笑顔で


「私が、いかに、つまらないか、」

「私が、いかに、無能か、」

「私が、いかに、」


それは・・・ 呪文のように・・・

どんどん、どんどん
降り注ぐ言葉が

どんどん、私に突き刺さる。


痛くて痛くて痛くて痛くて  ・・・痛い !!!!




「や め て !」

悲鳴を上げた。


「やめて!やめて!やめて!」
私は叫んだ。


「やめて!やめて!
何を言ってるの?どうして?」

母は止まらない。

「私が、いかに、つまらないか、」

「お母さんやめて!」

「私が、いかに、無能な、人間か、」

「お母さん!お母さん!」

「わ た し が 、 い か に 、 ダ メ な 、 」

「やめ・・・」
止めて、止まって、どうして?



悲鳴をあげれば、

母の声が、
私の悲鳴に引き上げられるように

更に大きくなった。


私の叫びを
打ち消すように、
ゆっくりと、大きく、

強く、

はっきりと


呪いの言葉を 繰り返し つむぐ。



もう立っていられなくて・・・
その場に膝から、崩れ落ちた。




耳をふさで、泣いて、泣いて
「やめて!やめて!」と叫ぶ。

そんな私に、
頭の上から滝のように、

どんどんどんどん降り注ぐ、母の言葉。



「わたしが、いかに、」
やめて!
「つまらない」
どうして?
「ダメな」
止まって!
「どうしようも、ない」
お母さん、お母さん!
「人 間 か !」
怖い


怖い



怖い

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