ちはるさんのブログ

過去のプラトニックなお話です。

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予期せぬこと

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2017/08/06 17:28:14

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3月。



演奏会当日。




前日のリハーサルで楽器は既に搬入していたので、朝現地集合となる。



田北先生の楽団は私達より後の演奏なので、多分お昼頃に集合だろう。




朝会場入りし、自分たちの控室兼練習用の会議室に向かう。


そこで顧問と1日の流れを確認し、ミーティングを行う。




ミーティングでは、1日のスケジュールや各担当部署からの諸連絡など行い、最後に顧問からの話がある。




進行していた私は顧問にバトンタッチする。



顧問は朝から妙に優しくて、それが逆に怖かった。

機嫌が悪いのを通り越して諦めモードに入っているのかと。







でも、実際は全然違う理由だった。









顧問は、一通り本番に向けての話を済ませると、椅子から立ち上がって姿勢を改めるようにした。


そして、大事な話があると言った。






部員全員、その顧問の様子に少し動揺する。








顧問の異動が決まったらしい。




この学校には異例の長さで赴任していたが、とうとう異動の話を断れなくなった、と。




私達はそんなこと考えてもみなかったことで・・・

信じられなかった。






顧問はいて当たり前の人で、厳しくて、時々ムカつくとかなんとか部員の間でも話は出たが、いざいなくなると聞くと激しく動揺する。








去年のコンクールのあと、来年も頑張ろうって言ったのに。
次はお前たちが主役だな、って2年生の私達に言っていたのに。





話を聞いていた部員達から、泣き出す者も出てきた。


もう決まったことだからどうしようもなくて、受け入れざるを得ないから、それが悔しくて悲しかった。






顧問も目に涙を溜めながらこう続けた。



『ごめんな・・・卒業まで一緒にいられなくて


今、志水先生や田北先生が、僕がいなくなったあとでも来てもらえるように教頭先生たちに頼んでいるから・・・』




そう言われてハッとした。

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