俺のものにしたい version B

恋ってステキ♡フィクションラブストーリー

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テーマ:小説 > 恋愛

2017/08/02 13:53:28

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「私がいない間に、ユカ店長会議
出てくれたでしょ?その時にユカに
見せてもらったメモがとっても役に
立ったんですって。
だからその御礼にケントたちが私達に
食事を奢ってくれるって。」


と、由里子がこうなった経緯を話すと


ディゼルの店長があとに続いた。


「ユカちゃんの美文字メモ、スッゲー
参考になったよ〜。
コイツの字きったねーから全然会議の
内容把握出来なくてさ〜。
ま、急に熱出して仕事休んだ俺が
悪いんだけどさ。」


「ひっっでえ〜!
俺だって一生懸命メモとったんだぜ?

代わりに会議に出てあげた俺に
ちょっとは感謝しろよなっ!」


「………………。」


…もうどうでもいいから早く帰りたい…


ユカは困惑気味な表情で
苦笑いするしかなかった。


「まあ何はともあれ!私もロンドンから
帰ってきたことだし、今日はパァーッと
飲んで楽しみましょお!」


「だなっ!」


「イエェェェイ!!」


ユカを除く3人は大盛り上がりだ。


しかし、ユカはこの場をどうにか
早く立ち去りたくて仕方なかった。


「さっさっ。
ユカちゃんも遠慮せず飲んで飲んで♡
今日は俺らの奢りだから。」


まだ半分しか空いてないユカのグラスに
勝手にビールを継ぎ足すディゼルの店長


「あっ、私それくらいでもう大丈夫です。
あまりお酒強くないので…。」


「そおよ〜。
ウチのユカ姫はお酒強くなーいーの。
あまり無理させないでよねっ!」


「ありがとうございます由里子さん…」


…由里子さん…!
由里子さんのおかげで私…!

ていうよりもしかして、今回のって
由里子さんの帰国祝いも兼ねてる?

そしたら早く帰ったりノリ悪かったら
失礼だよね…

由里子さんだって私を労ってくれて
るんだし…。



由里子に非はない。
むしろ由里子には感謝の気持ちしかない


だからそこで、ただケントが苦手だから
という理由で、由里子を労うことを
おざなりにしていいのだろうか。


ケントと由里子の狭間で正反対の感情が
錯綜していると…


「そうだよ!お前〜。
ユカちゃんの顔見りゃ酒弱そうなの
一発でわかるだろ〜!

勝手に継ぎ足すなよ。」


まさかのケントがユカを気遣い
由里子の意見に賛同した。


「えっ………。」


ユカは思わず拍子抜けしてしまった。


「ユカちゃん。こういう時は
無理しちゃダメだからね☆

イヤなものはイヤだってはっきり
言う。これ大切。」


「…………はい…。

…ありがとうございます…。」


気まずくて目を合わせることは
出来なかったが、一応礼は言ってみた。


「というわけでっ!

ボクちゃんが代わりに飲みまーす!」


突然そう言いながらケントが
立ち上がると、なみなみに継ぎ足された
ユカのグラスを持ってゴクゴクゴク!
と勢いよく一気飲みをした。


「!?!?!?」


男気あるっちゃあるその行動を見て
ユカは、ケントを信用するべきか
まだ警戒すべきか一瞬迷った。


が、やっぱりまだ隙を見せてはいけない
と気を引き締めた。






飲み会がお開きになると、


「由里子ちゃんのことは俺が責任
持って送り届けまーす!」


ディゼルの店長が右手を上に挙げ
泥酔した由里子を担いでタクシーを
呼び止めた。


「じゃ、ユカちゃんは俺が…」


ケントが当たり前のようにそう言うと


「私はすぐそこなので大丈夫です!
あまりお酒も飲んでいないので。

今日はありがとうございました。
…では。」


ユカは早口に答えて、そそくさと
逃げるようにその場から立ち去った。




走って走って、なんとか数百メートル
先の商店街まで逃げ切った。


アーケードに明かりが灯っていると
いえど、夜の繁華街を女性一人で
歩くのはやはり少し怖い。


「この通り抜けたらすぐタクシー
捕まえよう…」


そう決めて早歩きでスタスタと
商店街を歩いていると


「ねえねぇお姉さ〜ん
こんな夜に一人で
ど〜こ行〜くの〜?」


「!?!?!?」


あと少しのところで、見知らぬ若い男
2人に肩を掴まれてしまった。

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