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いつか出逢ったあなた

登場人物全員が主役。スピンオフだらけの妄想恋愛小説。(大半がなんちゃってバンド系)

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テーマ:小説 > 恋愛

2017/08/05 10:19:31

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ちょっとしたパーティーも終えて…

僕と紅美ちゃんは、プライベートルームで二人きりになった。

ちゃんと…話さなきゃ。

そう思って、僕から誘った。


「…紅美ちゃん。」

「ん?」

隣に座った紅美ちゃんは、首を傾げて僕を見る。

…可愛いな。

今まで、紅美ちゃんはずっと綺麗でカッコ良かったけど…

こういう可愛い面も…随分増えた。


「…結婚の話…なんだけどさ。」

「うん。」

「…プロポーズ、撤回していいかな。」

「……」

僕の言葉に、紅美ちゃんは無言で…

だけど、表情は変わらなかった。

その表情に…僕は…

半分ガッカリして、半分安心した。

…勝手だな…。


「僕…自分に自信がなくて、紅美ちゃんの事…ないがしろにしてしまう所だった。」

「……」

紅美ちゃんの手を握る。

「紅美ちゃんの事…大好きだよ。離れたくないよ。だけど…離れた場所で…僕なりに頑張る。」

「…うん。」

「待ってて…っていうのとは、ちょっと違うって思うから…待っててとは言わない。」

「……」

「だけど、僕の気持ちは…ずっと変わらないから。」

紅美ちゃんの目が。

ずっと僕を見てた目が、初めて…下を向いた。

そんな紅美ちゃんを、僕は抱きしめる。

抱きしめて…頬に、額に…そして、唇にキスをした。

「愛してる…」

僕がそう言うと…

紅美ちゃんは伏し目がちなままで。

言葉を…探してるような気がした。

「…愛してない?」

つい、問いかけてしまった。

すると紅美ちゃんは小さく笑って。

「そんな事ないよ。たぶん…沙都が思ってるより、意外とあたしの方が沙都を好きだと思う…」

驚くような事を…言ってくれた。

「……ヤバい。」

「何が?」

「…ここで、押し倒しちゃいそう…」

「それはダメ。」

「…だよね…でも…」

「……一度だけだよ。」

紅美ちゃんはそう言って僕の膝に乗ると。

「いつもみたいに…可愛い声出しちゃダメよ。」

僕の耳を噛んだ。

「…可愛い声なんて…出してないよ…」

「ほら…出してる…」

しばらく…抱けなくなると思ったら…

もっと、ちゃんとしたいと思ったけど…

「…紅美ちゃん…」

どこでも…関係なかったかな…


紅美ちゃんの体は…変わりなく最高で…

むしろ、こんなシチュエーションに、僕は…盛り上がってしまって。

「…は……っ…あ…」

声を押し殺す紅美ちゃんが…

たまらなくセクシーで…


…まさか。

…まさか紅美ちゃんが…



泣いてるなんて。


気付かなかったんだ…。

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