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いつか出逢ったあなた

登場人物全員が主役。スピンオフだらけの妄想恋愛小説。(大半がなんちゃってバンド系)

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テーマ:小説 > 恋愛

2017/08/04 09:48:50

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朝霧家のリビングには…

家族全員が勢揃い。

その上…ノンくんと神さんも来てる。


今日は大晦日で。

あたしは、事務所から帰った後、お義母さんと御節を作った。

…何も知らなくて。

だから…

今、目の前の会話が…嘘に思えて…


「どういう事だ?」

お義父さんが、沙都に問いかけると。

「…神さんが、話した通りだよ…」

沙都は、小さく答えた。

神さんが話した通りって…


『おまえ、ソロでアメリカデビューするって言ったらしいが本当か?』


…ソロで…アメリカデビューって…

「…でも、それって…別に悪い事じゃない…よね?」

瞬きができないな…なんて思いながら、誰にともなく問いかけると。

「…悪い事じゃないな。でも、DANGERは脱退しなくちゃならないけど。」

神さんの言葉に、あたしは目を見開いた。

「え…っ…脱退…?」

「そういう話だったんだろ?グレイスの話は。」

「……はい。」

脱退…

バンド辞めて、ソロで…って事?


そりゃ、上手かったよ?

カプリで沙都の歌聴いて、本気で癒されたもん。

だけど…

アメリカでソロデビュー?

なんで?

…成功すると思ってんの?


「…何で勝手に決めんだよ…」

ノンくんの低い声。

あたしはもう…呼吸すら難しく思えた。

だって…

紅美は…?

紅美は、知ってんの…?


「…ノンくん…沙也伽ちゃん、ごめん…僕…色々考えた。」

「……」

「最初は…絶対そんな気ないからって断った。だけど…ちょっと…夢を見たくなったんだ。」

「…夢って…何だよ。」

「…自分のために…頑張るって言うか…」

「……」

「グレイスに言われたんだ。バンドとしてじゃなく…ソロで…僕個人で…夢を見ないかって。」

あたし達は…勝手に。

この楽しい時間が続くんだと思ってた。


永遠に。



永遠なんて…

存在しないのに。

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