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いつか出逢ったあなた

登場人物全員が主役。スピンオフだらけの妄想恋愛小説。(大半がなんちゃってバンド系)

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テーマ:小説 > 恋愛

2017/08/03 22:54:28

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「……」

みんなを見送って家に帰ると。

その広さに…その静寂さに、小さく溜息が出た。


二ヶ月…

たった二ヶ月だったのか。と思わせられるぐらい、濃い日々だった。


紅美と終わらせて…

きっと紅美は華音と始まるだろう。

そう思っていた矢先…

始まったのは、とんでもない事だった。

俺と、華音と沙都のシェアハウス。

そこへトシも入って…

男四人での二か月間は。

俺の人生の中で、最もあり得なく最も忘れがたい二ヶ月となった。

…早乙女さんを父と呼べるようになった。

ずっと自分の存在を不確かに思えていた俺は…

あの人が、俺を愛してくれていると認識する事ができて…

何か…ずっと抱えてた呪縛から解き放たれた気がした。


…俺の生まれた時の体重が、暗証番号だなんて…

今思い出しても、胸の奥がくすぐったい気がする。

良く思われてない…なんて、勝手に被害妄想して。

とことん自分で首を絞めていたな…。


ソファーに座って、ツリーを眺める。

華音の作った名前入りのリース。

写真立てとスマホに、みんなで撮った写真。


紅美と沙都は恋人同士になった。

それでも…俺は今も紅美を好きで。

華音が選ばれなかったのは…少し残念にも思うが。

…紅美が。

幸せなら、それでいい。


写真の中。

紅美も沙都も…

華音もトシも沙也伽も…俺も。

みんな笑顔だ。


この家で暮らしていた、俺の…祖父にあたる浅井晋さん。

先代がずっと悔いていた、あの事件で亡くなった丹野廉さん。

そして…さくらさん。

三人が笑って過ごしていたであろうこの場所で。

俺も…笑えた。

そして、色んな鎖を断ち切れて…解放された。


一人では広すぎるとみんなに言われたが…

愛着があり過ぎて、離れられない。


いつか、と思う。

また…いつか。

みんながこっちに来た時に。

懐かしい。と笑い合いながら、ここに集まれば、と。


そのためにも…

俺は、オンとオフをしっかり使い分けて。

ちゃんとここに戻ってくる。と、集中して仕事をする。


そして…

二階堂を変えるために。


二階堂のみんなの将来を変えるために。


生きる。

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コメント5

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  1. ヒカリさん(99歳)ID:6580812・08/06

    ヒロさん
    うおー!ごめんなさい!
    最近よくやっちゃいますよ( ´Д` )
    知らない間にインスタで外人フォローしてたり、ツイッターで変なのいいねしてたり…
    寝転びスマホ!ダメ!絶対!と自分に言い聞かせます…

  2. ミサトさん(101歳)ID:6580020・08/04

    ヒカリさん
    あははー!わたしのですね(笑)
    同じ感じの事をよくやります(笑)

  3. ヒカリさん(99歳)ID:6579953・08/04

    ここにもう一つコメントがあったと思うのですが、スマホ持ったまま横になったらうっかり消してしまいました( ´Д` )
    ごめんなさい〜!

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