アユミくんの初恋

高2イケメン男子アユミ君、初めての恋のお話。

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275.気後れ

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テーマ:小説 > 恋愛

2017/07/30 20:30:02

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ボーッとしながらバーベキューの場所まで歩いてると、サキが戻ってきてるのが見えた。


んで、俺がさっきまで座ってた辺りが何やら人が増えてる。


なんかみんな楽しそうで、

サキも楽しそうで。


あれ?俺さっきまであそこにいたっけ?

て気分になった。




「あ、アユミ君お帰り!」

「ごめん、トイレ行ってた」

「はいお肉とビール、遅くなってごめんね」

「おー…ありがと」



サキからお肉が盛られたお皿を受け取って、とりあえず食べた。


350mlのビールもグーっと飲み干す。




「わ、もう飲んだの?!もう一本取ってこよっか」

「いや、ん〜…」


何気に腕時計に目をやる。

まだ来て一時間も経ってねーじゃん…



「あ、もしかしてアユミ君、用事ある?」

「え?あ、いや…」



俺が時計見たからかな。

別に用事なんてないよ。



…けど。




「うん、ちょっと…。早いけど帰っても大丈夫?」


この流れ、都合がよかった。

何でもいいから早く帰りたかった。




「…うん、大丈夫!じゃあ、駅の方まで一緒に行くね!」

「いや、いいよその辺で。サキいないとマズイでしょ?」


俺が断っても、駅まで送ると食い下がって来たサキを何とかなだめて帰り支度をした。



「すみません、ちょっと先帰ります」

一応、周りにいた人にはあいさつ。


「えーっ!王子帰っちゃうの〜〜?久しぶりに会えて嬉しかったよーっ、またね〜!」

「はは…じゃあまた」


相変わらずテンションの高いさやかさんには愛想笑い。


もうこれっきりだと思うけど。

厄介な人に出会ったよ、ホント。




その辺にいた何人かにバイバーイと手を振られ、サキとバーベキュー会場をあとにした。




背中に楽しそうな雰囲気を感じながらも、身体がぶわっとラクになっていくのがわかる。



あのままあそこにいたら、気後れしまくって潰れてたな、俺。





「…疲れた?アユミ君」


ぼーっとしながら歩いてると、

急にサキが俺の顔を覗き込んだ。

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