アリスさんのブログ

恋愛小説ふう回顧録、ときどき普通

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テーマ:小説 > 短編

2017/07/27 20:30:19

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私は先生と一緒に旅行に行った。
小さな旅館。
露天風呂がいいらしい。
今回旅行に行こうと思ったのは先生の具合が
悪くなっていたから。
旅館に着いてチェックインのあと部屋へ案内された。
「こちらの桔梗の部屋になります。どうぞ」
入った部屋は和室と洋室がある部屋。
先生が部屋をよく見ている。
私は部屋から見える外の景色に見とれていた。
「景色がいいですね」
「はい、景色が好きで何度も来てくださるお客様も
います」
「では、あとはごゆっくりどうぞ」
2人きりになって、何を話したらいいか分からない。
ちょっと困っていたとき、先生が言った。
「さぞ疲れたでしょう。ちょっとゆっくりしましょう」
「はい。そうですね」
私は部屋の片隅にポットと茶器と緑茶パックが
あるのに気づいた。
「お茶、入れますね」
「ありがとう」
私は熱いお茶を渡した。
なんとなくぼんやりしていた。
「マリさん、ちょっと布団で寝ますか?
それとも、露天風呂に行きますか?」
「じゃ、ちょっと寝ます。気遣わせてすみません」
「いえ、僕は自分のことよりマリさんが1番大事です。
貴女が元気じゃないと困ります。ゆっくり休んで」
「ありがとうございます。じゃお休みなさい」
私は布団にくるまった。
僕は露天風呂に行きたい気持ちがあった。
しかし、あることに気づいた。
(この部屋、個室の露天風呂あるな。あとで入るか)
それは2人で。
そのことを楽しみにしていた。
僕は長椅子に座った。
さっきマリが景色を堪能したのを真似て。

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