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その黒いUSBには、彼女が今まで夜を過ごした男たちの名前と職業が入っている。

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テーマ:小説 > 短編

2017/07/26 23:41:11

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終わりかけの夜桜を見に行き、梅雨が明けると夏が来て、2人は海でこんがりと焼けた。
彼女は時々戸惑いながらも、あの昼間に一度寝た男からの連絡さえもほっておいた。


ただ、この街の夏は蒸し暑すぎて、寝苦しい夜は彼女にとって長い夜になる。


隣では、汗ばみながらもスヤスヤと眠っている彼の寝顔。
そして、深夜にふと光るスマホの画面を彼女はつい目にしてしまう。



ー 昨日は楽しかったね♡また一緒にゴハン行きましょう♡


そういえば、昨日は飲みに行くと言ってウチには来なかった。
ありがちな事の流れに、彼女は少し安心する。


いつか彼が彼女を抱きしめて言った、好きだという言葉はもう忘れてもいいんだと、彼女は自分のスマホを手に取った。


ー 元気?
それは、Tetsu以外に唯一の知り合いの男。
狂い出した歯車は、自らもっと狂わすのが、彼女のやり方。

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