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俺のものにしたい version B

恋ってステキ♡フィクションラブストーリー

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テーマ:小説 > 恋愛

2017/07/27 13:18:18

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会議が終わり、店舗に戻ろうとすると…


「あっ!待ってユカちゃん!」


ケントに呼び止められた。


「さっきの会議ん時、ユカちゃん
一生懸命メモか何かとってたじゃん?

もし良ければ見せてもらっても
イイかな?」


「えっ…と…あ…はい…。
けっこう雑な字で読みにくいかも
しれませんが…」


「全然おっけー!

ってか全然雑じゃねーじゃん!
超キレイ!

大学ん時スんんゲー几帳面に
ノートとってた友達思い出したわ。」


「私は几帳面ではないですケドね。」


「あのさ、差し支えなければ、
これコピーさせてもらってもイイ?」


「これをコピーですか!?」


「ユカちゃんのスゲー見やすいからさ。
俺のは字きったねーし、途中でついていけ
なくなってメモとんの諦めちゃったから
あんまたいしたこと書いてねーんだわ。
俺のメモじゃ店長に伝わんねーなぁって
思って…。

…嫌なら無理にとは言わない。」


「別に嫌ではないですケド…。
でも私、他店ですよ?
他店の人のメモ見せても…」


「いーのいーの♪
会議の内容さえわかれば!」


「………………。

じゃあ…私あとでコピーしてお渡し
しますね。」


「サンキュー!ユカちゃあんっ!!」


ケントは嬉しそうに勢いよく抱きついた


「!?!?!?

ちょっ…と!やめてくださいっ!!」


ドンっ!


突然の出来事に驚愕し、
ユカは精一杯の力で押し返した。


「ゴメン…。ついユカちゃんへの
感謝の気持ちが溢れ出てきちゃって…」


「……………!

では、あとで。」


ユカはケントの顔も見ずにサッと
ミーティングルームを去って行った。


一人取り残されたケント。


「あぁ〜…
ユカちゃんスゲー良い匂いしたわ〜。」






ユカは唇を噛み締め怒りを抑えながら
早足で自分の店舗へ戻っていった。




閉店後。


ユカはコピーしたメモを封筒に入れて
ケントのいる店【ディゼル】に向かった。


なるべくアイツには会いたくない。


ディゼルの他のスタッフに
封筒を渡してもらうよう頼んだ。




その日の夜、ベッドに入ると
今日ケントに抱きつかれたことを
思い出し、再び怒りが込み上げてきた


「………………っ!」


…なんなのあの人!

あれじゃまるでセクハラだよ!

私が抱き締めて欲しいのは
ショウヘイくんだけなのに…!


ショウヘイを想ったら 涙がポロリと
頰を伝った。


しかし、あえて彼に電話はしなかった。


逢いたくなってどうしようもなく
辛くなりそうだったからだ。


【ショウヘイくん。今日もお仕事
お疲れさま。

明日も良い日になりますように。
おやすみなさい☆】


とメッセージだけ送って眠りについた。





翌日。


「ユカちゃん!昨日はコピー
ありがとう!」


朝従業員用の出入り口でケントに
バッタリ会ってしまった。


「いえ…。」


「スゲー助かった!

店長もありがとうって!」


「ただコピーしただけですから。
もう気になさらないでください。」


そっけないユカの態度に
ケントは少し焦りを覚えた。


「あのー…さぁ。ユカちゃん?
怒ってる?」


「はい。」


「だよね。」


「…………………。」


「いきなり抱きついたりしてゴメン!」


ケントは突然、その場にひざまづき
土下座をはじめた。


当然他の従業員からも白い目で
見られている。


「ちょっ…!?ケントさん!?
こんなところでやめてください!
みんな見てますから!」


「晒し者にしてくれい!」


「やめてください!
も、もう怒ってないですから!
顔上げてくださいっ!」


「ホント!?」


「私も恥ずかしいですから
顔上げてくださいっ!」


ユカに制止され土下座をやめた
ケントは立ち上がった。


「どーもすみません。皆様。へへっ。」


「ヘラヘラしないでください!」


「ユカちゃん許して♡お願いぃ〜♡」


しつこくユカにつきまとっていると、
他のディゼルのスタッフが近くを
すれ違った。


「お二人仲良いッスね♪」


冷やかすようなその言葉にユカは
余計気分を害した。


「仲良くなんかないです!」


ユカはスタスタスタと早歩きで
自分の店に向かった。


「あのコ、隣のRINGNIの子ッスよね。」


「そう。可愛いだろ?
俺が今一番狙ってる子。」


「でも今めっちゃ嫌がられてたじゃ
ないッスか。」


「それがイイんだよ。

最悪な印象から好印象に変わる。
その瞬間がオンナを一番オトしやすい
タイミングなんだよ。」


ケントはニヤリと口角をつり上げ
何かを企むように卑しい笑みを浮かべた

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