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番外編・紅子の回想②

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テーマ:小説 > 男女関係

2017/07/26 00:23:44

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最初にコンサルの人が菅原先生の紹介をした。

確かに経歴は素晴らしく、発表していた論文のいくつかは私も目にした事があった。



『菅原瑠可と言います。どうぞよろしく。』

無駄な言葉は何も言わなかった。



そして次に私達が1人ずつ自己紹介。



したっぱの私は一番最後。
折原さんがニヤニヤと私の番を待つ。

面倒臭い人。
ため息が漏れた。


『じゃあ……最後は…たか……』

『ハイハイ、ストップ!』


コンサルの人を遮り、折原さんがしゃしゃり出た。


『部長、この子の名前変わってるんですよ。
小鳥が遊ぶって書くんですけど分かります?』



菅原先生はきょとんとした顔で私の顔を見て
周りの空気もそれとなく察した様だ。

当然読めるけど……折原さんの顔を立てるのか?




『すみません。正解教えてくれますか?』

『あらら、たかなしって読むんですよ~』


勝ち誇った様に折原さんは言った。


私はひたすら恥ずかしかった。
この医局の底が知られてしまった感が否めない。

染谷先生が守ってきた医局なのに。





『失礼しました、小鳥遊さん。下のお名前は?』

にっこりと微笑むと、私の顔を見て聞いてきた。



『小鳥遊紅子と言います。よろしくお願い致します』



『紅子さんと言うんですか。素敵なお名前ですね。
下の名前でお呼びしても良いですか?』





『あ、はい……』


『あ、じゃあ私も。下の名前で呼んで下さい!』

『私も!』


女性陣は菅原先生の視界に入ろうと必死だった。



ただ1人、折原さんだけは悔しそうな顔をしていた。

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