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番外編・お嬢様

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テーマ:小説 > 男女関係

2017/07/25 18:36:31

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目立ちすぎる銀次さんがなつめを迎えに来て
バイクで帰ったのを呆然と見つめる川戸の肩をポンっと叩いた。


『わ、舜か……ビックリした……』

『大丈夫だよ。銀次さんはなつめの彼氏にパシりにされてるだけだから。』


ん?なんか…いまいちフォローになってないかも。
銀次さん情けない男みたいじゃん。




『あ…そうなんだ。私てっきり……ははは。』

川戸は短い前髪を触りながら、力無く笑った。







『川戸、今日バイト?』

『今日は休み。』

『じゃ、飲みにでも行かね?奢るよ。』

『え!いいの?私、飲むより食べる派だよ?』

ちょっと浮上してきた。


俺のバイト先の居酒屋に向けて歩き出した。




『川戸ってほんと金無いんだな……』

『ほんと無いんだよ……』

『なんかその服も結構な頻度で見てるし。』


川戸は女の子らしいスカートやらワンピースやらをよく着てる。コートは白でお嬢様風。
だけどヘビロテ感が否めない。




『………そう言うのやめてよ~!落ち込むから!』

『悪い悪い。でも、実家金持ちなんだろ?
ちょっとくらい支援してもらえば?』


ピタリと川戸の顔が厳しくなった。


『私ね?自分の事は自分で決めたいの。』


あぁ。許嫁と結婚したくないとか言ってたっけ。
それで家を出たとか…


『欲しいものは、絶対自分で手に入れる。』

『………それって……』


銀次さんの事?って聞こうとしたら
前からスーツの男が俺達の前に立ちはだかっていた。



『なにしに来たの?』

川戸が怖い顔で男に言った。
知り合いか?


『家に連れ帰れと言われました。』

男は30半ば位で前髪はきっちりとあげていた。
俺を一瞥したが、すぐに伏せ目がちに答えた。


『………わかった。一回寄る。』

『お、おい。川戸、大丈夫かよ…』

『大丈夫、この人うちの父親の秘書だから。』

俺を見る顔はいつもの川戸だった。



『そうなのか。』

『また今度奢ってくれる?』

『いいけど。』

『ありがと!』



ニッコリと笑うと、慣れた様子で少し先に停めてあった高級車に乗って行ってしまった。


『……ほんとにお嬢様なんだな…』



銀次さんが気後れするのも分かるかも…

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コメント6

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  1. しのさん(28歳)ID:6576123・07/26

    ベルさん
    ありがとうございます!(*´∇`*)

  2. しのさん(28歳)ID:6576122・07/26

    ノーラさん
    ふふふ( ^∀^)どっちかな?

  3. しのさん(28歳)ID:6576121・07/26

    蝶々さん
    多分予想当たってます!( ´∀`)

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