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いつか出逢ったあなた

登場人物全員が主役。スピンオフだらけの妄想恋愛小説。(大半がなんちゃってバンド系)

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テーマ:小説 > 恋愛

2017/07/27 13:57:30

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地下鉄に乗って紅美を下ろす。

その隣に俺が座ると…紅美は体をずらして横になって、俺の膝に頭を乗せた。

「……」

おい。

おまえ、女だろうが。

これは、本来男がやって欲しい事(個人的意見)なんだぞ?

「……」

紅美の頬に触って、涙を拭う。


今夜…

紅美が部屋に居たら、ささやかながら…お礼が言いたいと思ってた。

俺が全力で頑張りたい気持ちになれたのは…紅美のおかげだ。

ずっと抑えてた気持ちを出させてくれたのも…紅美だ。

ただ、素面で言うのが恥ずかしくて。

酔っ払った勢いで言いたい。

そう思って…ビールを持って紅美の部屋に。


…まさか、紅美が本家様の所に行ってるなんて…な。


泣き腫らした目。

…かわいそうに…

会いに行くまでは、色んな事を考えて夢を膨らませただろうに。

何か理由があったとしても、一度愛し合った女に対して、あんな態度を取る男の気が知れない。

…俺の中から消えてくれ…だと?


「……」

紅美の頭を撫でながら、俺はふつふつと沸き上がる怒りを抑えるのに必死だった。

そうでなければ…

このまま紅美を連れて本家様の所へ戻って…

おまえになんかやんねーよ!!

バーカ!!

なんて…

ガキみたいな言い方をしてしまいそうだ。


とりあえず、降りる駅について。

「…紅美。」

「……」

「紅美。」

「んー…」

起こしても、起きやしない紅美を…

「…ったく…」

また、背中に担ぐ。

一応これでも何となく鍛えてるから、どうにかなってるものを…

普通、これだけ脱力してる大きな女を背負うって、身体にダメージが残りそうだ。


何度か抱え直しながら、アパートにたどり着いた。

俺の部屋に連れて入りたい気持ちは山々だが、本家のお嬢さんもいた事だし。

コンコンコン。

ノックをすると。

「はい……紅美?」

本家のお嬢さんは顔を覗かせて、俺を見て、背中に乗ってる紅美を見て…また俺を見た。

「酷い事んなってるぜ。」

「え…」

「とにかく…降ろさせてくれ。」

「あ…ああ、どうぞ。」

中に入って、紅美をソファーに降ろす。

「…どうなったの?」

「さあ。俺が見たときには駅で大声で泣いてた。」

「……」

「あと、顔がひでぇブス。」

「…まっ…」

「あと、頼むわ。」

「え?あなたは…?」

「俺、明日も事務所だし。寝る。」

「えっ…?こんな時に?」

「俺、関係ないし。」

「……」

納得いかない顔をしてる本家のお嬢さんを残して。

俺は部屋を出た。


そして、また…


地下鉄に乗った。

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コメント4

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  1. ヒカリさん(99歳)ID:6576778・07/27

    スズさん
    夫には千里で、兄に環で幼馴染に光史で、夫にはセンで…あれ?
    やっぱ無理だー(ノ∀`)アチャー

  2. スズさん(39歳)ID:6576757・07/27

    誰か1人なんて、わたしには選べない( ˊ̱˂˃ˋ̱ )

  3. ヒカリさん(99歳)ID:6576756・07/27

    スズさん
    ノンくん書いてるとノンくんを好きになるし、海くん書いてたら海くんを…

    でもやっぱり千里かな〜(*´∀`*)
    出て来ないと寂しい…

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