Cry for the moon

無い物ねだりな恋

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ひとりぼっちの帰り道

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テーマ:小説 > 男女関係

2017/07/25 10:03:15

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夕方になるとだんだんチームのメンバーも集まってくる。
「福岡さん、月ちゃんとふたりで練習?あやしい〜」
声をかけてきたのは最年少女子のさなちゃんだ。
「お父さんをからかうんじゃないよ」
そーちゃんは照れてくさそうに、娘より若い彼女に応えている。
さなちゃんは続けざまに
「福岡さんは月ちゃんの大ファンだもんね」
言い残し他のレーンに行った。
「若い子には敵わないな〜」
ふたりして苦笑いだがそーちゃんはまんざらでもない様子。
「俺そろそろ上がるね、また練習しよう」
そーちゃんはそう言って帰り支度をはじめた。
「そーちゃんまたね、私ももう少ししたら帰ります」
そーちゃんはうなずきながら、手を振りレーンを後にした。
その後ろ姿が寂しそうで、ちょっとときめく。
この人いい人だな〜とは思う、でも奥さんがいる。
そんなことを考えながら私も帰り支度を済ませ、ボウリング場を後にした。
ひとりぼっちの帰り道は何かが足りなくて寂しく感じた。

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