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百花と 6

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テーマ:小説 > 回顧録

2017/07/23 13:57:57

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「今誰も居ないから、大丈夫ですよ。」

澄くんの家の玄関で固まっていると、そんな風に声を掛けてくれた。


「そうなんだ…」

でも、違う意味で緊張してくる。





靴を脱いで揃えて

「結さん、上ね。」

「あ、はい。」

階段を上がる澄くんに付いていって、扉が開いて……



澄くんの部屋。






弟の部屋とよく似てる。

フィギュアが綺麗に並んでて、
本棚に漫画がズラリ。

多分、これが普通の男の子の部屋…なのかな。







「ここどうぞ。」

「……はい。」

用意されたクッションに腰をおろすと、澄くんはその隣に。



テーブルに買ってきたジュースとお菓子を並べてたら
する事はもうなくなった。

すぐ食べ物に手を出すのもちょっとね。




「結さん。」

「はいっ。」

「プッ、さっきから敬語ですよ?」

「え…そう……だった?」

「はい(笑) 緊張してますか?」

「そりゃ、するよ… 澄くんは?」

「バクバクです。」

「ウソ。」

「ホント。」



私の手を掴んで、その手は澄くんの胸に。


「でしょ?」

「……分からない。」


すごいドクドクを感じたけど、これは私の指の毛細血管が…


「これなら?」

「!!!!」


頭まるまる持っていかれて、目の前が澄くんの胸。

これこそ…もうなんだか……








「だって結さんのこと、前から好きだったんです。」








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