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ほんわか日記

何気ない日常

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2017/07/23 07:16:53

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手桶に水を入れて、教えてもらった場所へと歩く。晴天ではないけれど、降るというでもない、灰色がかった重たげな雲。暑さが絡みつくって感じ。

どこかしらか、お参りに来た人がいるようで、うっすら煙と、御線香の匂いがしてくる。

ユキちゃんは、シンさんの家の代々伝わってるお墓に入っていた。
墓碑にはちゃんとユキちゃんの名前が彫られている。
まだそんなに古くはないのだろうけど、暑さのせいなのか、しおれている花を、持ってきた百合の花に入れ替える。
百合の香りってすごく強くて、途中からトランクに入れたんだけど、無事だった。

ねえユキちゃん。この花は私のおかあさんになってくれた人の花なんだよ。

ユキちゃんはまだ怒ってる?
でも今日だけは許してほしい。何も知らなかった私を、育ててくれたのはユキちゃんだもの。

何があっても私はユキちゃんの事、嫌いにはなれないし、忘れることもできないの。

でもこれきりにする。ユキちゃんには、シンさんも、それからふたりの子がいるんだもの。

あの時は訳がわからなかったし、お葬式にも出られなかった。

お見舞いに行っても会えなかったしね。
なんとなく、ユキちゃんの気持ちもわかるような気がします。

だから、これきりにします。

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