ブログランキング64

paradox

好きな人はサイコパス ☆フィクションです☆完結しました! 番外編をゆるく書いてます。

  • 記事数 730
  • 読者 781
  • 昨日のアクセス数 5021

番外編・尋問

しおりをはさむ

テーマ:小説 > 男女関係

2017/07/22 23:14:09

  • 106
  • 10

『そう言えば私
何回か柳さんと間違われた事あります。』


『へー?似てるかな?』


舜に話をふった。


『あー。後ろ姿は似てるかもな。』


ちっ。うまく逃げたな。




『柳さんは銀次さんと同じアパートに住んでるんですよね?』


『うん。』

『いいなぁ。』


さて。ナナちゃんはどこまで本気なんだろ。




『昨日、銀次君仕事でミスっちゃってさ。
今、すんごい落ち込んでるんだよ。』

『えっ?大丈夫なんですか?』


心配そうな顔。
わざとらしくはないかな。





『考え事してて、失敗しちゃったんだって。
なんかあったのかなー?』


『そう……なんですか……』



思い当たる事が有るように、ナナちゃんはうつむいた。




やっぱりヤクザにひいてる?
いや、なんかもっと違う事の様な…


じっとナナちゃんを見つめた。







『柳さん、ちょっといいかな?』


『はい?』


ナナちゃんに尋問を始めようとしたところで邪魔が入った。



見たことある様な、ない様な学生四人組。
多分同じ法学部なんだろう。




『何?』

『柳さんて、サークル入ってないよね?』


だから何?的な目で見た。


『俺ら最近サークル作ったんだけど
人数の集まり悪くてさ……良かったらどうかな?
後ろの二人も。』


頭の悪そうなビラを渡された。


『あ、私はバイトで生活キツキツなんで無理です!』

『サークルとか興味ない。』


ナナちゃんと舜は即答した。





『私も。遠慮します。』

ビラを返した。

『そっか……じゃあ興味湧いたら声かけて。』




四人組は愛想笑いを浮かべて、ナナちゃんの横を通って中庭の方へ行った。


『………甘い……匂い……。』


ナナちゃんは四人組の背中を見て呟いた。




『え?川戸、なんか言ったか?』

『あ、ううん!なんでもないよ!』


ナナちゃんは手をぶんぶん振ると、トレイの脇に置いてたペットボトルに手が当たり、倒れた。



『うわ!何やってんの!』

思わず立ち上がって鞄からハンカチを取り出した。


『ご、ごめん!私、ほんとどんくさくて……』

『舜、ダスター借りてきて。』

『おう』



舜が返却口の方へ行った。


『もー、スカートは無事?かかったの上だけ?』


『う、うん。大丈夫。ありがとう。』


ほんとにどんくさい…………
やっぱり天然なのかな……




『あの、柳さん。』

『ん?』


『あの人達に関わらない方がいいよ。』


『え?今の四人組?』


関わるつもりは微塵もないけど。


『どうして?』

『………どうしても。』



なんなの、変な子。



『ダスター借りてきたよー。』


舜が戻って来た。

同じテーマの記事

コメント10

しおりをはさむ

  1. しのさん(28歳)ID:6575255・07/23

    イレーヌさん
    ですね!ナナちゃんは何者なんだろう( ´∀`)

  2. しのさん(28歳)ID:6575254・07/23

    ノーラさん
    ですね!良からぬ事をやってます(;´∀`)

  3. しのさん(28歳)ID:6575253・07/23

    アマンドさん
    お!鋭い( ^∀^)

もっと見る

関連するブログ記事

  1. ワサワサと落ち着かない大学生活にもやっと慣れてきた頃チナミ...

  2. 「まおはどんなサークルがいい?」「そうだなぁ…私、スポ...

  1. 222

    2015/09/01

    体育館のフロアに降りた雅樹くん。私は上のギャラリーで見て...

このページのトップへ

GIRL’S TALKにログインする

Ameba新規登録(無料)はこちら

8/21 編集部Pick up!!

  1. 3年も不倫続ける姉を説得したい
  2. 妻を家政婦扱いする夫に呆れた
  3. 不倫する女性は日本から出て行け

人気ブログ記事ランキング

  1. 1

  2. 2

  3. 3