とある漫画家志望が書くお話

小説モドキ。創作物。性描写含みます。

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ラストマーメイド(3)

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2017/07/22 06:49:00

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「・・・!」
冷たい指先に鎖骨を撫でられ、胸のアザを確認した時に外した釦がそのままだったと気付く。
肩を撫でシャツの奥へと滑り込む手のひらが、ブラの上からそっと膨らみを包んだ。
身を硬くする知花のうなじを吐息で掻き分けながら、コハクの歯が軽く首筋をなぞっていく。
知花は瞼を閉ざして、震える口元を片手で抑えた。その手に指を絡め、顎から頬へとコハクの唇が這い上がってくる。
『・・・助けられなかった・・・俺が、瞬煉を』
温度の無い黒い雲の中から漏れ出る言葉が、重力を伴い知花に沈んで来た。
あのとき瞬煉が庇わなかったら、知花は新海に殺されていただろう。コハクが初めて垣間見せたのは、知花の事も瞬煉の事もどちらも守れなかった自分の弱さの懺悔だった。
知花は硬直していた肩のちからを抜いて、目の前にある琥珀色の髪を指ですいた。
目が合ったコハクは普段と変わらず無表情で、冷静に見える。
動かない瞬煉の前で何日も泣き続けた知花の横で、一度も涙を見せなかった時と、同じ。
本当のコハクは、情動を全てあの黒い雲に吸い取られているのでは・・・?
自分がなぜこんな能力になったのか、知花はその真因を感じて、コハクの頬に添えた手に顔を近付けた。
潮の流れが突然真逆へ向いたかのように、表層に降りだす無数の言葉。それらが格子状に知花を阻み、コハクの心の奥底まで覗く事は出来なかった。
ホックが外されゆるんだブラの中で、コハクの手が肌のやわらかさに触れた。
あらわになった両胸へ、コハクのふわふわした髪が埋まる。
握る手が軋み、知花の上半身が震えた。
片手で寄せ上げられた乳房に、糸を引きながら舌先が膨らみを弾く。知花は自分の胸がコハクに吸われていく瞬間から目を背け、手の甲で顔を隠した。
あたたかく包まれた部分がチロチロとくすぐられ、必死に我慢しても鼻声がもれてしまう。
コハクの吐息を肌に受ける間隔が早くなるのを感じて、知花はドキッとした。今まで、どんな戦闘の時もコハクが呼吸を乱すところを見た事がなかったから。

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