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【小説】ボク恋~完結編~(BL*R18)

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怒りが頂点《241》

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テーマ:小説 > BL

2017/07/21 21:16:27

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☆ボクはそれでも恋をする☆       





「離せよ~」

「嫌だね」

「ムカつくぅ」


タクミはギリギリと奥歯を噛み締めて
カオルを睨み付けた。


「何だよ、その目は。俺に文句でも
あるの?」

「あるさっ、余裕しゃくしゃくな
態度が気にいらないんだよ!」

「へぇ、だったら原田さんとこに行くか?」

「はぁ?」


タクミの怒りが頂点に達する。


「せっかく家族と幸せになったリキの
ところなんかにいけるかよ!
娘さんの話をするときの、あの柔らかい
嬉しそうな顔みて、ボクは心底ホッと
したさ。

記憶が戻っても、奥さんとの生活を選ん
だんだ。奥さんのお腹にはリキの子供が
いる。そんな幸せなリキを見て、ボクは
……ボクは……嬉しいんだ」


ジワリと目が熱くなる。


「だったら、なんで今お前はそんな顔を
するんだ。何を我慢している」

「我慢なんてしてない!どうしてカオルさん
は判ってくれないの?ボク、あのときの事
も謝れたし、もう思い残すことなんて、ない
んだよ。

ボクにはカオルさんがいるから……カオル
さんが…………好きなんだ」


繋がれている手を、ギュッと握った。


「リキもシンも自分の幸せを、本当の
幸せを掴んだんだよ。だから、今度は
ボクの番でも、いいよね」


カオルは繋いでいるタクミの手をグッ
と引き、抱きしめる。


「え?…………カオル……さん?」


さっきまであんなに辛辣な言葉を、突き付け
てきたカオルに突然抱きしめられ、タクミは
混乱する。

耳元にあるカオルの口から、掠れた声が
囁かれた。


「やっと、本音をはいたな」

「は?」

「幸せの順番待ちなんて、してんじゃ
ねーよ」

「カオルさん……」

「どこまでお人好しなんだ、お前は!」


カオルの腕に更に力が込められた。






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