pain of heart 心の痛み

傷を負った8歳の私から始まる ノンフィクションリアルストーリー

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降りしきる雪の中で…

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2017/07/14 14:27:41

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彼の仕事が終わる15分前に着いた

雪の降る中私は待った

辺りは暗いし寒いし来たことのない場所でひたすら待った

今日休みじゃないよね?
空振りだったら嫌だなぁ…

20分待っても出て来ない

段々と不安になってくる

マッチ売りの少女になった気分だ…

30分経ったくらいだろうか
彼が出て来たのを確認!

久しぶりの彼に少し戸惑いながらも会えた事に安心した

従業員駐車場に向かう彼に私は後ろから声をかけた

「お疲れ様です…」

振り向いた彼にドキドキする

「来ちゃった…」

不安な気持ちを押し殺してめいっぱいの笑顔で言ってみた

「あれぇ!?どーしたの??」

そー言ったあと、彼は急に笑い出した

「な、な、何がそんなに可笑しいの!?」

彼の大笑いに何があったのか理解不能

「お前でっかい雪だるまみたい!」

……




カーッと恥ずかしさがこみ上げる


雪の中待ち続けたからか私は雪だるま状態になっていた


「だ、だって会いたくなったんだもん!」


「そっか…乗れよ」
彼が車に乗れと言って来た

「いいの?」

私は雪を払い、助手席に乗った…




そして車は走り出す

「こんな日にわざわざ来たのかよ!?」

「ダメだった?」

「ダメって言うか…とりあえず送るな…◯◯の近くだったよな?」

彼は私の家に向かっていた

色々考えて来たのに何を話して良いか頭が真っ白になる

お互いに暫く無言になる



……


…………


そして家の近くのコンビニに着いて、彼は駐車場の端っこに車を止めた

「ここで良いか?」



ここで「うん」って答えたらまた元に戻るだけだ…

何か言わなきゃ、言わなきゃ…





「手…」

「ん?」

「手…繋いで良い?」

「あっ、うん…」


彼の手と私の手を重ねる


彼の手は暖かくて私の手は冷たくて…

ただ無言でぎゅっと握りしめた





そのうちに何だか苦しくなって
涙が出て来た…


ボロボロと溢れだす涙が繋いだ手に落ちる







次の瞬間

いきなり彼が私を抱き寄せた

そして無言で私の頭を撫でてくれる

私は堪えきれず声を出して泣いた



今までずっと辛かった、苦しかった…
でも今はこんなに優しく抱きしめてくれる



幸せ…





私には夢のような時間だった




暫く抱き合って少し落ち着いた




そして
「またメールや電話して良い?」と聞いてみる

「少し考えさせて…1週間以内にメールする」

彼の返事に少し怖さと言うか不安があったけど
「うん」と答えて私は車を降りた


そして走り出す車に手を振り、見えなくなるまで目で追うと心臓がバクバクと動いているのに気づいて…


また涙が溢れて来た…




約2年の片思いが一歩前進した雪の日の出来事…でした…

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