ドリーさんのブログ

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お宅訪問。

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2017/03/21 08:36:13

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あの日以来、トオルさんからの連絡は無くなった。










そして私も気持ちが落ち着き何事も無かったかのように過ごすようになっていた。





そんなある日、カズさんから思わぬ事を言われた。






「大晦日、家に来る?
これと言って何のお構いも出来ないけど…」






私は電話越しに大きく頷いた。






「ドリー?聞いてる?」





頷いただけで返事をしない私に
カズさんは不安になったかのようだった。






「あ、ごめんw 遊びに行ってもいいの?」





私は始めてのカズさん宅訪問に心が踊った。






「親父とお袋がドリーに会わせろって煩いんだw
年末だけど、良かったら…迎えに行くから。」






お父さんとお母さんが…?
カズさんの言葉を聞いて急に緊張してしまった。







「迎えとかは大丈夫。
逆に忙しい年の瀬なのに伺っていいのかな…?」





緊張のあまり、遊びに行くのではなく
伺うと言ってしまった私。






「忙しいとか年末とかそんな事は考えなくていいよ。
来て欲しいから言ってるの。来てくれるよね?」





カズさんの言葉を噛み締め私は改まって
大きな声で言った。





「はい。喜んでお伺いさせていただきますw」








「解った。親父達にもそう伝えとく。」





ホッとしたようなカズさんの声が
また私を緊張させた…。



この日はよそよそしい感じで電話は終わらせ、
約束の大晦日はアッという間にやって来た。












平成14年12月31日。

初めてのカズさん宅訪問の日。


私は朝から落ち着かなかった…。


何本も何本もタバコを吸い、あっちこっち歩き回り
何杯も珈琲を飲んだ。



私は落ち着かないまま出掛ける時間を迎え
玄関に向かうとそこには父がいた。


「手土産は持ったか?
まだならこれ、美味い地酒だから持って行け。
ちゃんとカズの家の玄関で挨拶した時に渡すんだぞw」


礼儀作法も何も知らない私を父は心配してくれていた。



「ありがとう。取り敢えずカズさんの家に遊びに行くだけだからw
結婚の報告とかじゃないから心配しなくていいよw」

私はそう父に言いながら自分にも言って聞かせた。




「行ってきます!」



勢い良く玄関を出ると私は車で1時間程の所にあるカズさんの家に向かった。




途中、何度もカズさんに電話しながら目指す。








私が思っていたよりも、カズさんの家は遠かった…









「ここを曲がればいいの?」

「そう、そこを曲がって。」

「何か狭い道だよ…」

「うん。狭い道だけど頑張って!」

「うわぁ…何か怖い…」

「大丈夫!」

「曲がった…この道を真っ直ぐでいいの?」

「いや、お疲れ様。いらっしゃいw」


ゆるいカーブの先に携帯を片手にカズさんが立っていた。






「えっ?ここ?」

カズさんの姿を見つけても電話を切ろうとしない私に

「車はここに停めてw 電話切るよw」





と、笑顔でカズさんは言った。










私が車を駐車するとドアを開けてくれ


「お疲れ様。」

と、笑顔で出迎えてくれた。



初めて見るカズさんの家。

それはとても立派で土地が広かった。
家の前の道を挟んである大きな車庫…
車がゆったり4台は停めれた。




家は2階建の木造でその横には平屋の離れ…
離れと母屋が渡り廊下で繋がってた。









門には正月飾りなのか〆縄が掛けられていて
もしかして…先祖代々続いている?
そんな印象だった。











カズさんのお宅の外観は私をマックスに緊張させた…。

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