不器用なわたしたち

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テーマ:小説 > 回顧録

2016/12/01 20:38:41

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高野さんの部屋は
お店よりも明るい照明なのでちょっと安心した。


ソファに座るように言われた。
見覚えのある部屋。
あの時の事がよみがえってきて、赤面しそうになるのを
必死で堪えた。


「なんか飲む?」

「え、あ、じゃぁお水を。」

「飲まないの?」

「じゃあ高野さんと同じもので。」

ハイボールを持ってきてくれた。

乾杯して一口飲んだ。

さっきから思っているけど距離が近い。
膝と膝がくっつきそうだ。

無言で飲んでいた。
氷の音が部屋に響いている。

「宮沢」

「は、はいっ」

緊張し過ぎて変な勢いで返事してしまった。
恥ずかしい。

「仕事じゃないんだから。」
クスクスと笑われた。

「緊張してる?」

「はい。」

「大丈夫。今日はなんもしないよ。」

「へ?」



なんともマヌケな顔と返事・・・

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