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【小説】ボク恋~大学生編~(BL*R18)

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ロビーで【379】

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テーマ:小説 > BL

2016/12/02 17:02:30

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★ボクはそれでも恋をする★       





こちらは北海道


アンシェント小樽でも、ロビーでカウント
ダウンが行われ、宿泊客と従業員とで、
盛り上がっていた。


ドアマンとベルボーイがクラッカーを持って、
0時の瞬間に一斉に鳴らす。


パーン!パパ―ン!


『ハッピーニューイヤー』


山崎もクラッカーを鳴らし、楽しそうに踊って
いる。それをリキはフロントカウンターの中
から見ていた。


「みんな、楽しそうでよかった」


深夜勤のスタッフが総出で、客に飲み物を
配り、とても喜ばれている。

こういう企画は今までなく、チーフマネージャー
に提案したときは、反対されたが、リキの
説得で実現したのだった。


「原田さん」

「チーフ。あけましておめでとうございます」

「ああ、君の企画、大成功だったね」

「ありがとうございます」


チーフが持っていたスパークリングワイン
を差し出す。


「私はまだ朝まで勤務がありますから」

「アルコールは入ってないよ。安心したまえ」

「それなら、頂きます」


リキは受け取り、一口飲む。


「美味しい」

「始めは君の事、本社からの出向でみんな
疎んじてたけど、誠実な仕事ぶりにいつの
間にか、君の事を慕っている。さすがだよ」

「いえ……」


リキは首を振り、視線を下げる。


「この企画だって、君の熱意で実行し、
こうやって成功した。さすがだ」

「これは、スタッフ全員の力です。私、一人
ではなしえませんでした」

「そういう、謙虚なところも、見習わねばな。
原田さんは15連勤だって?大丈夫かい?」


チーフはリキの腕をポンと叩く。


「はい。体力には自信があります」

「若いな。さて、ロートルはそろそろ退社
させてもらうとするか」

「お疲れさまです。後はお任せ下さい」

「ああ」


チーフはスタッフ通用口から、出て行く。
それを見送ったリキは山崎に目配せする。

山崎もそれに気づき、フロントへやって来た。


「原田さん、何ですか?」

「そろそろ、お客様方をお部屋へ…」

「了解です」


山崎はビシッと敬礼して、同僚とともに
客の誘導を始めた。






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