不器用なわたしたち

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テーマ:小説 > 回顧録

2016/12/01 13:05:06

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ううむ。ちょっと考えてでた。



「もしもし?家?」

「今帰ってるところです。」

「俺らの飲み断って、他の奴と行くなんて冷たいなぁ〜」

「そ、そんなんじゃないです。高野さん酔っ払ってますか?」


「...ちょっとね。」

「珍しいですね。で、どうしたんですか?」

「会いたい。」

「え?」

一瞬心臓がドキっとした。

「宮沢に会いたくなって。」

「え、あの。。。」

テンパって言葉が出ない。

「ごめん。いい歳したオッさんが何言ってんだろな。切るわ。じゃあ」



「あ、今どこですか?」

無意識にそう返事していた。



この前連れて行ってもらったバーに向かった。
店に入ると高野さんがカウンターで飲んでいた。



「お待たせしました。」

隣に座ると

「おう。」と言っただけでこっちを見ない。

なんだ?待ちくたびれちゃった?

「あの。」と顔をのぞきこんだらビックリしてちょっと離れた。

なになに?なんか変?



「あの私も何か飲んで良いですか?」

「ああ。」

また素っ気ない。

飲み物を頼んでくる間無言。



私は手持ち無沙汰でチョコをたべた。
「ん。」と言って高野さんの分もくれた。

「ありがとうございます。」

私は2皿目を食べた。



「酒のみなのに甘いもん好きなんだな。」


「やっぱり高野さんも甘いもの嫌いですか?」


「誰と比べてるの?」

あ、また私は無神経な。。。


「い、一般論です。。。」



高野さんはとっても優しい笑顔で私の頭をコツンとした。

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