不器用なわたしたち

  • 記事数 63
  • 読者 80
  • 昨日のアクセス数 1185

テーマ:小説 > 回顧録

2016/11/30 22:30:55

  • 10
  • 0

余談ながら
私はプルトップが苦手だ。
いつも開ける時は何かで引っ掛けたり、誰かに開けてもらったりしていた。

この日もちょうど長瀬とダラダラしてて、
買った缶コーヒーをポケットから家の鍵を出してプルトップに引っ掛けて開けた。


「何それ。」

「プルトップ苦手なの。」

「開けられないの?」

「開けられなくはないけど、なんか爪が剥がれそうで怖い。」

「今度から開けてやるから言えよ。」

「うん。」

それ以来長瀬はいつもプルトップを開けてくれるようになった。




長瀬は缶コーヒーとなにかパンを食べていた。
この人はいつも何か食べているなぁとぼんやり見ていたら

「食う?」
とパンを差し出してきた。

いらないと頭を振りながら

「そろそろ寒いから公園で会うのはやめようか。もし風邪ひいたら大変だし。」

と長瀬に言った。


「そっか。寒いよな。じゃぁ今日で最後な。」


長瀬は残りのパンを一口で食べて立ち上がってパン屑を払い落とした。

もうハーフパンツじゃウロウロできない季節になろうとしてた。

同じテーマの記事

  • 603日前
  • 563日前
  • 613日前
  • 573日前

コメント0

しおりをはさむ

このページのトップへ

GIRL’S TALKにログインする

Ameba新規登録(無料)はこちら

4/23 編集部Pick up!!

  1. 子連れに謝罪され感じたこと
  2. 新築お披露目で義両親にイライラ
  3. 作ったご飯を毎日こっそり戻す夫

人気ブログ記事ランキング

  1. 1

  2. 2

  3. 3