不器用なわたしたち

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テーマ:小説 > 回顧録

2016/11/30 16:39:38

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それからしばらく長瀬の存在も忘れて日々暮らしていた。

北海道へ旅行に行っいる時長瀬から携帯に電話が掛かってきた。

番号を交換して初めてだったので何かあったのかと驚いて直ぐに出た。



「も、もしもし?」



「あ、長瀬…です。分かる?」



ちょっと元気無さげな気がした。



「どうしたの?」



「今何してる?暇ならちょっと飲まないかなぁって。」



「ごめん。今北海道来てるんだ。」


「え?マジで?!邪魔してごめん。もう切るわ。」



「あ、いいよ。今部屋だし。勉強行き詰まった?」


「まぁ勉強はボチボチだよ。ちょっと酒飲みたくなって。」


「そか。帰ったら飲もうよ。お土産買って帰るし。」


「ん。サンキュ。じゃ。」



ほんの数分の会話だった。



男っ気のない私が男の子と電話してる事に友人たちは驚き冷やかされた。



私は心底あり得ないと否定した。

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