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☆シオ短編集☆【悠の詩】ゆるんゆるんと執筆中φ(・ω・*)

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☆いいコンビ・4☆

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テーマ:小説 > 短編

2016/11/30 13:02:35

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(全体公開です)







「まぁ、、、今言って貰ったしな。

わかりました。慎んでお受け致します。

詳しく決まったらまた連絡してくれ」


そう言うと、二人はほっと安心した顔をして笑い合った。

そこへ、放送室の扉がガチャリと開いて、先程の辻井が迷子の弟と出てきた。


『久間先生!ありがとうございました。

親にLINEしたら、体育館で劇観てたって。その隙にこいつ抜け出しちゃったらしいです。これから合流します。

泣いてたって言ってたけど、見てみたらそうでもなかった。聞いたら、先生が沢山慰めてくれたって。

ほら大知、お礼言って』


『せんせえ、ありあと』


「どういたしまして」


舌っ足らずの可愛いお礼を受けて、俺は年の差兄弟の背中を見送った。


『なあんだ、先生、今、クマって呼ばれてないの?今こそ、その名にそぐった姿なのに、なあ?』

北川が頭の後ろに組手をしながら近藤に同意を求めると、近藤は口元を隠しながら堪え笑いをした。

北川はともかく近藤まで?ショックだな、おい。


『ふふ、あいつ、実行委員かぁ。懐かしいなぁ。なぁホノカ』


『ふっ、そうだね』


辻井が右肩に着けていた黄色い腕章に思いを馳せる北川と近藤。この二人にも、当時は色々と頑張って貰ったっけな。


「二人、実行委員やってもらってたんですよ。まぁ半ば僕が強引にですけどね」


『はい。二人からよく聞いてます(笑)キタガワが事を起こしたのがきっかけで、でしょう?』


驚いた、そんな事まで彼に話したんだ。近藤はもちろん、北川にも信頼が厚いんだ。まぁ、彼になついているのは一目瞭然だが。


『ねえ先生!なんでさあ、オレの合唱部の出し物が無いのよ。

毎年、音楽室でこじんまりとコーラスコンサート開いてたのにっ』


岩見沢くんとたわいもない雑談をしていると、北川がパンフレットを広げておおげさに嘆いた。



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