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切ない恋の物語 

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高校時代175

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テーマ:小説 > 恋愛

2016/11/28 16:27:34

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”ちゃんと寝ろよ”

そう言われたのに
純平の『愛してる』の一言で
完全に眠れなくなった。

さっきまで
諒太の事で悶々としていたくせに
自分の気持ちの切り替えに驚いてしまう。

ベッドに潜り、目を閉じても
頭に浮かぶのは純平の事ばかりで
でも、それがとても心地良くて

あと少しで彼に会える…

その思いで
身体全体が熱くなり
嬉しさからか
手足をバタバタさせた。



翌朝


結局あまり眠れずに
6時にはベッドから降りた。


窓を開けると
すがすがしいぐらいのいい天気で
何だか、外に出たくなり
着替えて散歩に行く事にした。


昨日興奮したせいか
少しだけお腹が空いていたので
軽く腹ごしらえをして外に出ると
早朝だと言うのに、雄大が門の前にいた。


「おはよー、まゆ。早いな」


手に、ホウキと塵取りを持っている。
どうやら、昨日の後片付けをしているようだった。

よく見ると、道路が所々黒くなっていて
バケツの中に大量の花火が入っている。


「すごい数だね、、、昨日結局何時までやったの?」


「さぁ、、?

もの凄い量があったから結構な時間までやったかも。

おかげで、片付けまでちゃんと出来なくてさ、、、

周りが起きる前に、早く綺麗にしようかと。」


「他の二人は?」


「まだ、寝てる。

せっかく来てくれたし
佐竹君にもゆっくりして欲しいしね。」


「雄大は優しいなぁ…」


私は、玄関に戻り
ホウキと塵取りを持ってきた。


「まゆ?」


「あたしも手伝うよ!
どうせ暇だし。二人の方が早く終わるでしょ?」


「ありがとう。」


二人で軽く雑談をしながら
道路を掃いていく


久しぶりに彼とまともに話したけれど
昔のように自然に話せて
とても楽しかった。


そして、最初はくだらない話ばかりだったのに
急に、真面目な話になった。


「昨日…ごめんな。

いきなり花火誘ったりして」


「え?」


「佐竹君に聞いたんだよ。

彼、昔…まゆに告白したって。」


「あぁ~、うん。実はちょっと複雑だった(笑)」


「俺、無神経な事したな。」


「いいって!雄大は知らなかったんだし。

それに…純平に沢山話聞いてもらったしね♪」


「そっか…なら良かった。

純平とうまくいってるようだな。」


「うん!

今ね…怖いぐらいに幸せだよ!!」


幸せオーラ全開で
ニコニコしていると
彼は、フッと笑った。


「顔見てるだけで、幸せそうなのが伝わってくる(笑)」


「え?あ??そう??」


恥ずかしくなって
かぁーっと熱くなり
思わず、頬に両手を当てる。


「今日も純平に会うの?」


「うん、部活で忙しいみたいだけど

終わったら、迎えに来てくれるって!」


「昔のアイツだったら
考えられないぐらいのマメさだな。」


「そうなの?」


「あぁ、それだけまゆの事…

大事に思ってるんだな。」


雄大の言葉が嬉しくて
思わず、顔がにやけてしまう。


彼は、そんな私を見て
意味ありげに笑うと
少し視線をそらし、空を仰いだ。




*

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コメント2

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  1. まゆ。🍀さん(88歳)ID:5676973・4日前

    クルミさん🍀

    こんばんは(*´∀`*)ノ
    コメントありがとうございます♪
    とても嬉しいです♡
    この先、彼の優しさや秘めた思いが
    ほんの少しだけ出てきます(*^^*)

  2. クルミさん(38歳)ID:5676963・4日前

    〝視線をそらし、空を仰いだ〟

    こんな表現がとてもキュンと切なくなります。
    かっこいいなぁ。。。

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