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☆いいコンビ・3☆

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テーマ:小説 > 短編

2016/11/30 08:21:21

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(全体公開です)







北川から直接聞いたわけじゃない。

だけど、ある時から。

そうだ、近藤の親父さんが亡くなってしばらく経ってから。

北川の、近藤を見る目が優しくなったんだよな。

長いこと教師やってると、、、そういうのが分かるようになってしまう。

教壇に立っている時なんて丸わかりで。あいつとあの子はアイコンタクト取ってるから付き合ってるとか、あの子はあいつをずっと見てるから片想いなんだなとか。


「そうかぁ、近藤、おめでとう。お母さん、喜んだろ」


俺がそう言うと、二人は同時にくしゃっと顔を崩した。そんな所もそっくり。いい夫婦になる予感をさせてくれる。


「それで?式挙げるとかするのか?」


『あ、はい。今彼と式場探しをしてて、、、まだ正式じゃないけど、来年の6月中に出来たらと』


『ひゅーひゅー♪ジューンブライド。にーさんたらロマンチック~。

って、いたたた、にーさん、ガチで入っちゃってるっすけど!』


懲りない北川に岩見沢くんがヘッドロックをかけてる(笑)


『ホノ、こいつにスピーチ頼むのやめよっか』


『そうですねぇ』


『えっひどっ!オレすっげぇ楽しみにしてるのに!

にーさんとホノカのあれやこれや、あんなコトやこんなコト、、、』


ここまで言った所で、近藤は北川に思いきり額にチョップを入れた(笑)

そして再び俺に向き直り、真面目な顔で言った。


『先生?まだ先の話だけど、、、私達の結婚式に来て頂けますか?』


お願いします、と岩見沢くんも北川を離して近藤と一緒に頭を下げた。

これまでも教え子の結婚式に何度か呼ばれたけど、こんな風に直に報告された事はなかったな。


「もちろん。是非出席させて下さい」


二人の幸せな門出を見届けたく、俺は心からそう言った。


『げほげほ。二人とも、肝心な事言ってないじゃん。

先生?先生もやるんだからね、スピーチ』


喉をさすりながら北川が言うと、近藤と岩見沢くんはあははと苦笑いをして、すがるように俺を見つめた。

おおぅ、まじか。



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