【SSS】シオの道草ブログ

☆シオ短編集☆【悠の詩】執筆再開。変わらずノロノロですみません(>_<)

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☆いいコンビ・1☆

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テーマ:小説 > 短編

2016/11/28 21:06:38

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(全体公開です)







〈ピンポンパンポーン♪

○○高校文化祭にご来場の皆様に、迷子のお知らせを致します。

グレーのフードトレーナーに、青のカーゴパンツを履いた、だいちくん、4歳の男の子をお預かりしておりますーーー〉


「じゃ、あとは頼むぞ。

だいちくん、すぐおうちの人が来るからな。いい子で待ってるんだぞ」


そう言って防音の放送室から出ると、あっという間に文化祭の喧騒に紛れた。

一般公開の今日は、当たり前だが昨日の生徒限定日より賑やかで、迷子が出るのも仕方ない。

今の放送を聞いて、すぐに家の人が迎えに来るといいと思いながら、窓の外の校庭に目をやった。



俺は久間鉄司(きゅうまてつじ)、高校教師歴18年の43歳。この高校に赴任してから随分と経った。

学年主任も幾度か任され、段々と責任が大きくなる。管理職への話もぼちぼち出だした。

そんな中の癒しは、いつまでも可愛らしい奥さんと、3歳になった元気いっぱいの愛娘。

今日の文化祭にも行きたいと言っていたが、俺が止めた。何故って、来週は娘の七五三。こんな人の多い所に出て風邪菌もらいでもしたら、たまったもんじゃない。


『久間先生!さっきの放送って』


後ろからそんな声が聞こえて振り返ると、担当しているクラスの男子が息を切らして駆けてきた。


「おう辻井。お前今店番じゃなかったか?

迷子、たまたま俺が見かけてな。放送室に届けたところだ」


『ほんとですか。それ、多分僕の弟です。親と小学生の妹と一緒のはずなのに、何やってんだろ』


「なんだって。なら、早く行ってやれ。すごい泣いてたからな」


『はい、ありがとうございますっ』


バタバタと放送室へ入っていく辻井の背中を見送ると、


『あーっいたいた!

クマ、、、じゃなくて久間先生ー!!』


久しく聞いてなかったアダ名が聞こえて、ついに来たかと苦笑いしながら振り返った。


『わわ、先生、またちょっと太った?ますますクマってきたんじゃない?w』


「このー、北川ぁ。お前は相変わらずだなぁ。幸せ太りってヤツよ、悪いか。

近藤もよく来たなぁ、会いたかったぞ」


『先生、ご無沙汰してました。就職前の同窓会以来ですね』


悪ノリの北川と礼儀正しい近藤。6年前に担当したクラスの、ちょっと思い入れのある教え子たち。今や立派な社会人、俺も歳を取るはずだなぁ。

その二人の後ろにいる、背の高い若者が俺と目を合わせると、ペコリと行儀よく会釈をした。



、、、どちら様かな??






*****


というわけで、読み物としては珍しい?脇役さん目線の【ハジメの一歩】小話です(^^)

【漆黒の王女】が10月で終わるかも?という無謀な計算を立てた時(苦笑)、読んでるブログが学園祭のおはなしだったりしたのが多くて。

それで、自分も学園祭シーズンに乗っかっちゃおう!と思って考えたのがこのおはなしです。

結果的にシーナ達が長くなっちゃってこんな時期に(;^_^A

でもまぁ、11月はギリ学園祭シーズンだ!という事にしておいて(笑)始めさせて頂こうと思います。

キタガワくんホノちゃんがお世話になった高校の時の恩師、久間先生。本編ではモノローグだけの登場(しかも台詞ナシ)だったけど、それだけでも私の中ではしっかり人物像は出来てました。

キタガワくんかホノちゃんの語りで、とも思いましたがやめました。先生目線の方が好きに書けると思ったので(^^)

何話になるか分かりませんが、今日明日できっちりまとめるつもりでいますので…しばらくの間のお付き合いを宜しくお願い致します(*・∀・)*_ _)ペコリ



シオより

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