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コノハの道~別れと出逢い~

幼少期からのココロの動き……恋愛備忘録。 忘れたいけど、忘れたくない。

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テーマ:小説 > 回顧録

2016/11/27 23:48:54

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まずはパートの時間を増やしてもらった。
土曜日も働いた。
保育料も家賃も生活費も全部払った。
岸上に電話して助けてと言えば助けて貰えることは分かっていた。

ただの意地。

それにプラスして、もう3人で生活できないことは分かっていたから。

市川くんは会う度に言う……

いつ正式に離婚?


軽く言うのはやめて。
自分で決めるから。

心の中で叫ぶ。

もう少し待って^^*……と答える。

保育園に迎えに行った時先生に呼び止められた。

「泰陽君のお母さん」
「はい、いつもお世話になります^^*」

明るく答えてみたが先生の表情がいつもと違う……

「お母さん、ここ座って」

園庭の隅のベンチに2人で座る……

「おうちで何かありましたか?」

「えっ?」

「実は泰陽くんが……いつもはお友だちとも仲良く遊んで明るくて笑顔が絶えないんですが……。最近お友だちを叩いたり少し情緒不安定なのが気になって……。」

「そうなんですか?!」と驚いた私はこの先生なら……と今の状況を話した……。

「理由がわかったので泰陽くんの行動を理解できます。お母さん、泰陽くんの笑顔、大切にしましょう^^*」

「わかりました;;;;」

涙を隠して泰陽を連れて帰宅した。


そこに市川くんから電話。
どうせ……と思いながらさっきの話を伝える……

「ふーん。子どもってそんな感じなんだー」



ほらね、やっぱりね、伝えた私がバカでした。
顔だけ男くん。


私が忙しいのと、パパのこときちんと伝えていないのと……全部全部考えて……


岸上に久しぶりの電話。

心配そうに
「どうした?」


「あのね、もうあの離婚届……出すね」

沈黙……

「コノハ……」

「なに?」






「最後にもう一度チャンスくれない?」

そう言った岸上に……少し間を置いて





「もう決めた。」




電話の向こうで

泣いている岸上を感じた……

私は無表情だった。






大好きだった母との別れ

それからの私の中の大きな別れ

岸上と……離婚。
コノハ29歳。泰陽3歳。

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