ナホさんのブログ

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悪魔がいた 2

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テーマ:小説 > 妄想

2016/11/27 23:22:07

  • 1

私は、歳の割には冷静だと自負している。
でも、この中年の悪魔には敵わないと思った。
世間は、一見わかりやすい酷い人間を悪魔と呼びがちだが、
私は、善人の仮面を上手にかぶって相手を思うように操れたり文句を言わせないで追い詰める人間を悪魔と呼ぶ、と定義した。
奴は、大した悪魔だ。

そして、下手にこいつには対処できないと考えた。
それに、今日の夕方にはユマ姉さんが帰って来る。
「ふ~ん、じゃ考えてやってもいいけど。少し待てますか?」
「契約ならば、契約条件をじっくり考えたいから」
悪魔は「いい」と言った。
これで少しは猶予期間が出来た。

「じゃあ、急いで朝ごはんつくりますか?」
わざと日常モードに戻したら、悪魔は「俺が時間を取らせたからいい、途中で何か食べる」と言ったので、支度は止めた。
今日は、家の事をしながら契約事項を考えよう。
ユマ姉さんには感づかれたくないので、用意周到に事を運ばなくてはならない。

こうして、私も悪魔になった。
まあ、奴に比べたら小物というのと、この後奴に支配されるのではなく一応美味しいところもいただいたので、言ってみれば小悪魔、だったかもしれない。

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