ナホさんのブログ

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悪魔がいた 1

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テーマ:小説 > 妄想

2016/11/27 23:11:04

  • 1

それから奴が話したことは、切れ切れだったので冗長であるため、
まとめてみた。

・出会ったのは配偶者と死別した男女が集い再婚をマッチングするサークルと言っていたが、実体は再婚というよりはセフレ目的のサークルだった
・お母さんはその中で、一番人気だった
・お母さんと関係すると、忘れられない位素晴らしくて虜になる男が多かった
・そして、お母さんと関係した男は運気が上がる

本当なのか?
私の中のお母さんは、センスはいいけど地味で、品があってそういう話はあまり好きでないのかはぐらかして、お父さんとは仲が良くつつましいながらも幸せな主婦だった
のだ。

奴は呆然とした顔だったろう私に向かって
「人間の顔は一つではない。さなの知っているお母さんだけが、お母さんのすべてではない」
そして「お母さんのあげまんは、たぶんさなに遺伝している」
と言った。
「だから、私に迫ったのか」
非常識過ぎる話が続いたが、この非常識には非常識ながらの理屈はあるのか。私は嫌だけど。
「そうだ。だからしたい」
非常識な男は、さらりと非常識なことを言ってのけた。
「なんであんたにあげまんやんなきゃいけないんだよ!」
目上だけど、非常識な奴には非常識な応対でいいと思う。

奴は平然とした顔で続けた。
「どうせさなが考えていることは、家を出て自活して大学の授業にも出ながら稼げる収入のところを探す、だろう。いまどきそんなのキャバ嬢か女子大生風俗しかないし、さなの性格上キャバは無理だあろうから風俗でも行くのか?
でも、就活の時に風俗バイトがばれたら台無しだけど、俺と契約するならば対面は保てる。お互い絶対秘密にしなくてならないし、対外的には親子だから周りに疑われにくいし、お前は経済的に助かるし、俺はあげまんに預かれる」
「さなは冷静で現実主義だからいい話だと思うね。どうか?」
恐ろしくも妙案だった。本当に悔しいけど。

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